塾で過ごす時間
学習塾を選ぶ際には、お子さんがどのくらい塾で過ごさなければいけないかを確認する必要があります。
週に1、2回のレギュラーの授業の他に、週末にテストを受けなければいけなかったり、授業後に補習授業があるなど、最初に考えていたより塾にいる時間が多くなることもあります。
また、夏休みや冬休みなど、長期休暇は講習授業で、午前9時くらいから午後10時くらいまで塾で過ごすようなケースもあります。
塾にいる時間が長い方が勉強する時間が出来ていいように思われる親御さんも多いかもしれませんが、小中学生が授業に集中出来るのはせいぜい1時間から2時間くらいです。勉強熱心なお子さんや受験生でも3時間から4時間が限界だと思います。
さらに、毎日塾で受け身の授業ばかりしていると、自分で予習、復習する時間が取れなくて、成績が上がらなくなってきます。塾での学習を家庭でしっかりやり直す時間を作らなければ、塾に行く効果は半減してしまうでしょう。
小学生でしたら、遅くても午後8時前に、中学生でしたら午後9時くらいには塾の授業が終わって、帰宅する生活が理想です。
それより遅い時間に帰宅しなければならない塾に通うと、お子さんの生活ペースが夜型になってしまうことになりますので、出来るだけ避けましょう。
小学生でもお弁当持ちで通わなければならない受験塾もあります。しかし、家族で夕食を一緒に食べながら、ニュースなどの時事問題の話をすることも、受験に役に立つことになります。夕食の準備の手伝いをすることで、農業や環境問題について、基礎知識を身につけることも出来ます。
基本的な日常生活を犠牲にしてまで、受験をしなければならないのか、もう一度よく考える必要があると思います。
中学受験塾でも、拘束時間が短くても、合格実績をしっかり出している塾もありますので、よく調べてみるといいと思います。
また、夏期講習や冬期講習もなども、朝から晩まで授業を入れてお子さんを拘束してしまうのが,良い塾だとは思えません。講習は午前中または午後のみで、その日の復習、宿題を毎日家庭で消化出来るようなスケジュールになっている所を選んで下さい。
さらに、塾に自習室があって、遅くまで残って勉強しているケースもありますが、自習室に常時指導する講師がいない場合は、友達同士でおしゃべりをしてしまって、あまり効率よく勉強を進めてないことがあります。
塾に自習室がある場合は、生徒達がどのような感じで勉強しているのか一度覗いて見るといいでしょう。
また、時間を決めずに残って勉強しても集中しないことが多いので、自習で残らせる時間は何時までと決めて、その時間までに家に帰るように指導しましょう。
社員とアルバイトの割合は?
今回はきちんと一人一人の生徒をケアしてくれる塾の見分け方を考えてみたいと思います。
だいたい1人の人間が子供の名前、性格などを覚えられるのは30人くらいが限界のように思えます。30人を超えると一人、一人のケアが大変になると思います。現在多くの塾が、30人以上の生徒さんを実質一人の塾室長が管理していることがあります。
これからお子さんを塾に通わせようと思ったら、その塾の社員、講師がどのような勤務状態かをよく確認してください。
例えば、教室に常駐している正社員が1人で後は非常勤のアルバイトばかりという塾で、生徒数が30人以上いたら要注意です。塾室長の社員が、事務から生徒の管理まで全てやることになり、これはかなりハードワークで、一人一人のケアがなかなか行き届かなくなります。
講師が何人かは正社員か、常勤に近い形で仕事をしていれば、それぞれの生徒に声をかけたり、保護者面談を担当したりということも可能ですが、そうでない塾は、正社員を雇う余裕のない経営状態なのだということを認識してください。
個別指導塾の場合も、生徒20人から30人くらいに1人は正社員が必要です。生徒が増えても、塾長が一人で電話応対、事務作業、保護者の面談等を行い、さらに授業も受け持っている場合は、保護者の側から熱心に塾にアプローチしない限り、お子さんに対してケアが少なくなる可能性があります。
また、年度途中で講師の入れ替えが激しい塾も要注意です。学生アルバイトでも待遇が良ければ一年くらいはしっかり続けますが、途中で辞めるということは、アルバイトの雇用条件が良くない可能性があります。講師が熱心にやる気がない塾では、お子さんの成績アップも望めません。
3年以上続けている講師が何人いるかを、入塾前に確認してみると良いでしょう。その塾に長く通っているお子さんがいれば、聞いてみると良いかもしれません。

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