国語ってどうやって勉強するの?
一 はじめに
みなさんはお子さんの学校のテストや通知表でどの教科の成績に関心をお持ちになりますか。
お子さんが小学生なら、まず算数と国語でしょうね。そして、高学年になると通知表の教科以外に、英語への関心を持たれるようになる方もいらっしゃるでしょう。
お子さんが中学生なら、ほとんどの保護者の方が英語と数学ではないでしょうか。わたしの塾講師の経験で言えば、入塾相談のさい、保護者の方が不得意・成績が悪いとおっしゃる教科は、どの学年も必ず英語や数学です。しかし、よくお話を伺ってみると、その不得意な英語や数学と同じくらい、いや、もっと成績の悪い教科があるのです。それは国語です。
このごろ、マスコミなどで国語力の低下が話題にのぼっていますが、それでも保護者の方の国語への関心に変わりはないように思えます。このような国語への関心の低さにはどんな原因があるのでしょうか。わたしは、国語は普段使っている日本語だし、それにどう勉強したら(させたら)いいかわからないという思いがあるからではと考えています。
国語は英語と同じように語学です。そして、語学としての勉強法があります。子供の人格形成は五・六歳で決まると言われますが、きちんとした国語力を身に付けるためには小学校の時期が非常に大切です。この六年間をどのように過ごすかによって、のちのちの国語を含めたすべての教科の勉強に大きな影響が生じてきます。
本コラムでは、おもに小学生を対象とした国語の勉強法についてお話していきたいと思います。毎日のわずかな時間の積み重ねがしっかりとした国語力を生み出します。先生はお父さん・お母さんです。
なお、中学生の国語勉強法についても、折々にお話ししたいと思います。
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二 ノートの字から見えてくること
お子さんの国語のノートや漢字練習帳を定期的にチェックしていますか。
十人十色、その子によって書く字はいろいろです。たとえば漢字練習帳ノ四角いマスの中にいっぱいに書いて、時にははみ出したり、また逆に真ん中にちょこんと小さく書いたりとさまざまです。もちろん上手い下手もあります。みなさんなら、どんな字が良いと思いますか。
お子さんの書く漢字が、適度な筆圧・大きさで一画一画を丁寧に書いてあれば下手でかまいませんが、筆圧の弱いひょろひょろした字や書き殴ったような雑な字を書いているお子さんは注意が必要です。たぶん、学校での授業への関心もノートに書かれた字のようなものだと思われるからです。しかし、わたしの経験では、そのようなお子さんでも、ある日突然、書く字が変わることがあります。それは勉強に目的を持つようになったり、勉強がわかるようになって面白いと思うようになった時です。そういう時、たとえ下手でも、自然に字を一画一画きちんと書くようになるのです。
ところで、いまお話ししたことは逆のプロセスをたどることもあります。つまり、意識して字を丁寧に書くようになってくると、こどもは自然と勉強に関心を持ったり、授業に注意を向けるようになるのです。気持ちが少ししゃきっとしてくるみたいです。
わたしは字の乱れたこどもに漢字練習をさせる時、必ず鉛筆を削らせます。もし筆圧の弱いお子さんなら、シャープペンを使わせます。それだけで、こどもは先の丸い鉛筆と違って折れないように鉛筆の先に注意が向き、一画一画をゆっくり書くようになります。最初はぎこちなくても、少しずつ慣れていきます。また、間違って消す時も綺麗に消させます。字の雑なこどもに限って、半分も消さないうちにその上からまた書くからです。そして、字の大きさはマスをはみ出さない程度の大きさです。小さい字のお子さんは大きく書くように言ってあげてください。
お子さんのいまのノートの字を覚えておいてください。その字が突然変わった時、お子さんは勉強に関心を向け始めています。
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