Category Archives: 国語の受験勉強

言葉のきまり、国語文法

今回は言葉のきまりについてお話しします。

小学校では四年生で主語・述語、修飾語を、五年生で言葉の種類(名詞・動詞・形容詞)を学びます。これらは教科書の頁数にしたら、それぞれ四、五頁に過ぎませんが、国語力を身につける上でとても大切な学習分野であり、なおかつ、不得意とする子どもの多い分野でもあります。

まず、お子さんが主語・述語、修飾語が正確に理解できているか確認してみてください。これらについては「まなびのへや別館 無料で使える学習ドリル」にて問題がダウンロードできますので、まずご利用ください。そのうえで、苦手な分野が見つかったならば、いまの時期にきちんと理解できるように復習してください。

主語・述語、修飾語は文章を理解する上で不可欠な知識であるとともに、作文の際に絶えず意識するべき事柄です。よく主語と述語が一致しない文章を書く子どもがいますが、そのような子どもの場合は、短文で主語と述語の関係をしっかり理解することが必要です。また、修飾語はどの言葉を修飾しているか、それが連体修飾語か連用修飾語かの違いがわかるようにしてください。この理解がしっかりしていれば、連体詞、副詞、形容詞といった品詞の理解もスムーズにできるはずです。そして、五年生で習う言葉の種類は中学で英語学習を行う上での基礎的知識でもあることも留意ください。

言葉のきまりは一度にすべてを理解することは不可能です。計画的に少しずつ理解を深めるようにしてください。

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「主語と述語」や「言葉のつながり」、「文の構造」、「文の要点」、「助詞と助動詞」の基礎についてトレーニングしながら学ぶことができます。


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受験国語の勉強のしかた 2

一文を書き抜いたり、字数指定のある設問についてお話しします。

たとえば、次のような設問があったとします。

傍線3「〈上機嫌〉の表現」を表している一文を見つけ、はじめの四字を抜き出して答えなさい。

このような設問で、一文ということばをしっかり理解していないお子さんがしばしば見られます。一文とは一つの文のことです。つまり、一文で書き抜きなさいと指定されたなら、その文の冒頭から書き抜かなければなりません。しかし、一文の意味を理解していない子どもは文の途中から書き抜いたりします。もちろん、その答えは不正解になります。

一文の意味さえ理解できれば、ほとんどの子がこのようなミスをしなくなりますので、早い段階で、一度しっかりと一文とは何かということ確認してください。それとともに、設問がどういう答え方を求めているかをきちんと読むこともご指導ください。問題慣れしてきた子どものいちばん陥りやすいミスは、設問が求める答え方をしっかり確認せず、思いこみで答えるミスです。この点も繰り返しご注意ください。

つぎに字数指定のある設問ですが、たとえば、次のような設問があったとします。

傍線4「世界は再び始めから生きる」とほぼ同じ内容が言いかえられている部分を、直後の形式段落から二十字以内でで書き抜いて答えなさい。

このような設問の場合、正解の字数は指定された字数の少なくとも八十%以上、だいたいは90%以上が一つ目安となります。つまり、例の場合なら最低でも十八字前後の解答になるということです。これはもし正解が十四文字なら、設問は十五字以内でとなるからです(問題作成者の暗黙の了解事項とでも言うのでしょうか)。よく十字ぐらいを抜き出して平気な顔をしている子がいますが、そういうお子さんにはひとつのチャックポイントとして教えてあげてください。

ただ、文字数指定の問題ですと、子どもは字数ばっかりに気をとらわれ、内容をしっかり理解しないまま探そうとします。たとえば、五文字で抜き出せという設問なら、片っ端から五文字の単語やセンテンスを探し出します。あくまでも内容を理解したうえで設問に答え、その答えが指定の五文字になっていたら正解だろうという経過をたどってもらいたいのです。この点もチェックポイントとしてご指導ください。

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受験国語の勉強のしかた

 ご家庭での国語、とくに長文読解問題の勉強のしかたについてお話ししたいと思います。これからお話しすることは読解のテクニックというより、日々の家庭学習において、どういうことに注意して勉強していけばよいかといったことが中心となります。

 読解問題の設問は「五択」などと言われる選択肢から正解を選んで記号で答える問題と指示語や要旨のまとめなどの記述問題に大別できるでしょう。今回は選択肢から正解を選ぶ問題についてお話しします。

 読解問題には、

 ア 本文中で筆者が述べている内容に合っているものを次から一つ選び、記号で答えなさい。

という設問が必ず一つはあります。このタイプの問題を解くとき、子どもは必ずと言っていいほど、設問の通りに四つないし五つの選択肢のなかから合っているものを一つ探そうとします。当たり前のようですが、ここにひとつの落とし穴があります。

 イ 本文の筆者が述べようとしている考えとして最もふさわしいものを次から選び、記号で答えなさい。

イの設問では「最もふさわしいもの」となっています。アより設問の難易度は難しくなっているはずです。つまり、選択肢のなかにふさわしいと勘違いしやすい選択肢が必ず一つか二つ含まれているはずです。ここで設問の通り、素直にどれが正しいかという視点で正解を探したら、ふさわしいと勘違いしやすい選択肢(いわゆる「引っかけ」の選択肢)に引っかかる確率が高くなります。とくに読解力のある子どもほど、選択肢を深読みをして引っかかってしまうのです。

 では、どのようにしたらよいのでしょうか。方法は簡単です。それは、たとえば選択肢が五つある場合はまちがいを四つ探すことです。五つのなかから一つの正解を探すより、五つのなかから四つのまちがいを探す方が不正解になる可能性は少ないのです。このような問題では、選択肢に少しでも本文でふれていない内容が含まれていればまちがいです。つまり、本文に書かれていないことが含まれているかどうかという視点から、それぞれの選択肢がまちがっていないかと考えるのです。そして、一つずつ選択肢を消していき、最後に残った選択肢が正解となるのです。

 家庭学習で答え合わせをするとき、もしこのタイプの問題が不正解のときは正解探しではなく、まちがい探しをするようにアドバイスしてあげてください。

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受験国語の漢字について

最近、中学・高校入試で漢字の書き取り問題が増加する傾向があるようです。これはこのところ問題とされている国語力の低下に関連しているかと思います。そもそも漢字の読み書きができないことが国語力の根本原因の一つであることは確かなことです。

漢字は意味を表す表意文字ですので、その情報量(訓、音、字義)は多く、使い方が難しいので、それを理解して使いこなすようになるには時間がかかります。そこで、中学受験に必要とされる漢字に限り(実際は高校入試でも十分使えますが)、本サイトにジャンル別の漢字ドリルをアップしています。内容は同訓異義語・反対語・熟語などさまざまですが、とくに同訓異義語をまず勉強してください。同訓異義語は一つ一つの漢字の意味を正確に理解しないと使いこなせません。しかし、これが出来るようになると、読解力アップにつながります。

読解とはただ文字を読むだけではありません。読んだ内容を頭にイメージしながら読んで、はじめて内容を理解します。そのイメージを作るためには漢字一つ一つを出来るだけ正確に理解する必要があります。そして、このことは入学試験に限らず、どのような文章でも、それを読んで理解する上では必要不可欠なことなのです。

「混」(「混ぜる」「混じる」)と「交」(「交ぜる」「交じる」「交わる」の使い分けの原則を例にしてみましょう。

「混」の字義は二つ以上のものが一つになって、もとの形を残さない場合に用います。「絵の具を混ぜる」「アメリカ人の血が混じる」などがその例です。

「交」の字義は二つ以上のものが一つになっても、もとの形を残す場合に用います。「漢字にひらがなを交えて書く」「友だちと交わる」などがその例です。

文章を読む際に、このような漢字の使い分けから、最初は意識的に、次第に意識しなくとも、内容についてより具体的なイメージをもつことが出来るようになります。また、それに伴って言葉についても注意力も身につきます。そうなれば、読解力も自然とアップするでしょう。

中学受験で必要とする同訓異義語はそう多くはありませんが、どれもが必須のものです。国語辞典を利用して意味を確認しながら、少しずつ勉強してください。

★中学受験の漢字練習に使える無料プリント問題を配布しています。同音・同訓意義語、対義語、熟語、四字熟語などの練習問題がありますので、是非ご利用ください。

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中学受験に向かう前に

中学受験を目指すお子さんは遅くとも五年生ぐらいから受験勉強をはじめるかと思います。塾の講師として受け持ったときも、ほとんどが五年生からでした。そこで、わたしがよく感じていたことは、保護者の皆さんがお子さんの学力に関係なく、最初からレベルの高い受験勉強を求めがちであるということでした。たとえば、小学校四年生の漢字があやふやな五年生の子にいくら中学受験のための漢字練習問題をやらせても効果がないばかりか、出来ないというストレスのために苦手意識だけが残ります。

受験勉強はそれまでの勉強の積み重ねの上にあることを忘れないでください。そこで、まず、お子さんが学校の勉強をほぼ100%こなせているかを見てください。日本の教育には、「テストは八十点以上なら良し」とする悪しき風潮があります。しかし、考えてみてください。入学試験ならともかく、公立学校のテストは教科書の勉強の理解度をはかるものです。ですから、たとえば、あるテストが八十点なら、残りの二十点は理解していないということになります。この出来なかった二十点をそのままにして先に進み、同じことを繰り返したならば、その負の学力(出来なかった分)はテストのたびに増える一方です。学校のテストは百点が当然という意識を持ってください。そして、出来なかった分はすぐにフォローしてあげてください。

つぎに、学校の勉強がほぼ100%こなせると判断できたならば、その子にあったレベルの勉強から受験勉強をはじめてください。そのためにはその子の学力を的確に判断する必要があります。公立学校の成績はその学校のある地域によってどうしても違いが生じてしまいます。いまは進学塾で小学校低学年から公開テストが行われいますので、将来、中学受験をお考えの保護者の方は、早い時期からそのようなテストを定期的に利用して、その時々のお子さんの学力を把握してください。(だからといって、低学年から塾に通わせる必要はありません。受験を目指すには、まず学校の勉強を完璧にすることが大切であることは先の述べましたが、これはご家庭で十分に可能です。四年生ぐらいまでご家庭で保護者の方が勉強を見てあげてください。塾や家庭教師はその後で十分です。)

小学校四年生までのお子さんは学校の勉強を完璧にすることを心がけてください。それができれば、お子さんに無理な負担をかけずに中学受験を乗り越えることが可能です。私立中学は合格したものの、入学後は無気力になってしまったお子さんの例は枚挙に遑がありません。そのようなことにならないように学校の勉強で基礎作りをしっかりした上で中学受験に向かうことをお勧めします。

中学受験を考える前に読んでおきたい本

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中学受験に入れ込むあまり、先走りし過ぎて妻や子供との確執に苦悩する父親の姿を日記形式でリアルに紹介。中学受験のリアルな体験談を読むことができます。

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