最近の入試の傾向として記述問題が増えている所が多くなっています。国語だけでな く、理科、社会でも記述問題は当然出題されますし、算数、数学などで考え方を書かな ければならないこともあります。 知識をひたすら暗記するだけの勉強法では、記述問題に対処出来ません。また、普段 から文章を書く練習をしていないと何を書いていいのか分からなくなってしまいます。
記述問題はある程度解答パターンが決まっているものも多く、書けば得点になるのに 最初から諦めて何も書かないのではもったいないです。 日頃の勉強で記述問題に対応出来るようにしましょう。
・記述問題を飛ばさない
選択問題や解答を書けばいいような問題ばかりやっていると、文章を書くのが面倒に なってきてしまって、記述問題をやりたがらなくなるようです。お子さんが問題演習を やっている時に、記述問題をとばしてしまったり、赤で解答を書き写している時は必ず 注意してください。何を書いていい分からない場合は、問題文や資料などに答えのヒントがないか考えてみましょう。どうしても分からない場合は教科書をもう一度読み直して答えになる部分を探してみることが大切です。
・模範解答の内容をしっかり理解する
理科や社会の記述問題は、模範解答を覚えておけば対応出来ることが多いでしょう。 しかし、丸暗記して内容を理解していないと、違った聞かれた方をした時に答えられな くなります。解答を見るときは意味の分からない言葉は調べ、何故そういう解答になる のかをしっかり理解するようにして下さい。
・国語の勉強が大切
記述問題は採点者が理解出来るように簡潔な文章で解答されていなければなりません。 しかし、主語と述語の関係がばらばらで意味の通らない答案を書いている生徒さんを見 かけます。 このような場合は、国語のことばのきまり、文法をしっかり理解して、短文で正確な 文章を書く練習が必要でしょう。普段の出来事や、料理の作り方、道順の説明など、簡 単なことでいいので毎日文章を書く練習をしましょう。
また、問われていることに対して的外れなことを書いてしまう生徒さんもいます。理 由を聞かれているのに、文末が『〜だから』『〜なので』になっていないというような、 基本的なことが出来てないこともあります。基本的な国語力に不安がある場合は、学年 よりレベルを下げて、国語の記述問題集などで練習するようにしましょう。
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