小中学生で通信講座を利用しているお子さんは多いようです。カリキュラムがしっかりしていて、教材が工夫されているので、家庭学習の習慣がつけやすいと思います。また、塾に比べて費用もかからないため、気軽に申し込める利点もあります。 しかし、実際に学力向上出来るほどしっかり利用しているお子さんは少数で、なんとなくこなしているだけだったり、教材をため込んで手をつけていないといったケースも多いようです。 お子さんとしっかり話し合って、しっかりやり切れる通信講座を選ぶようにしましょう。
1、目的を考える
学校の補習や予習、復習に利用するなら教科書準拠の通信講座を利用しましょう。 ただし、学校の授業の進度はまちまちですし、教科書通りの順番に進めないこともあります。学校の勉強に不安があり復習中心に利用したい場合は、市販の問題集や参考書も合わせて利用し、通信講座はテスト前にまとめてやるなどの方法も考えてみてください。
学校以外の学力強化や受験対策を考える場合は、お子さんの目的やレベルにあった通信講座を利用してください。作文や、受験算数のみ受講出来る講座もあります。 まずはお子さんが目的意識を持って続けられるかどうかを考える必要があるでしょう。
2、学習量を見直す
だいたいどの通信講座も基礎レベルから学習出来るので、レベルが高すぎるというケースは少ないと思います。 通信講座の使い方として、テキストに書き込んで、答えあわせをして見直さなかったり、簡単すぎてやっただけになってしまって、定着していないことが多いようです。塾と比べると、小テストなどで定着する機会が少ないのも通信講座での学習の欠点です。
通信講座のホームページを見て、確認テストが出来るコンテンツがないか調べてみてください。1日の学習量が少なすぎる場合は、市販の教材などで補助していく必要があります。
3.インターネットの講座を利用する
強制的に勉強する時間がないと、どうしても自主学習が出来なくて課題をためてしまうタイプのお子さんには、従来の添削型の通信講座より、ネット授業などで時間を決めて学習する講座の方が向いているかもしれません。 塾に通うより、費用も少なく済みますし、検討してみることをおすすめします。
4. 受験に必要なものだけ受講する
最近は1教科だけだったり、作文力を強化する通信講座もあります。4教科や5教科 だと、どうしても全部出来なくて中途半端になってしまう場合は、受験に必要な教科や 苦手教科だけ受講出来るような通信講座に変えてみることを検討してみましょう。 資料請求して教材の内容、サンプルを比較し、お子さんに合うものを受講することを おすすめします。