公式を覚えているだけでは割合は理解できない

5年生で割合が出てくると、苦手にするお子さんも多いと思います。しかし割合の考え方は日常生活で非常に大切になります。
しかし、割合の公式を丸暗記しているだけでは、しっかり理解出来ていない事が多く、難しい問題になると出来なくなってしまうケースが多くなります。
教科書に出てくる、「もとにする量」「くらべられる量」という概念を公式のように覚えてしまうと、問題が変わった時に、かけ算かわり算か分からなくなってしまう・・・という状態になってしまいます。これでは受験に出る応用問題や、中学の数学の文章題が解けなくなってしまいます。
買い物で割合を学ぶようにする

まずは、日常生活で一番身近に割合を必要とする「買い物」の場面で、お子さんと一緒に割合の意味を勉強してみましょう。
例えば、値札に「表示価格より2割値下げ」と書いてある場合、実際にいくら安くなるのか? また,消費税が8%というのは実際に定価よりいくら高くなるのか?ということから理解していけば、割合の考え方はスムーズに身に付くと思います。
次のようなことを考えながら、割合について学ぶようにしてください。
値札についている税込、税別の意味
価格 1500円+税 の場合、消費税を足した値段が定価になります。消費税を加えたら実際にいくらになるか考えてみましょう。
税込 1080円 の場合 消費税はいくらになるか、消費税抜きだといくらになるか考えてみましょう。
定価 1080円 から2割引 の場合 2割引の意味 実際の値段はいくらになるか考えてみましょう。
買い物の際に、電卓を持ち歩いて、お子さんが自分で税込み価格や割引価格を計算をする習慣をつけてみてください。
日常生活の割合の意味をしっかり理解することで、算数の割合の文章題でどのような式を作ればいいのか、迷わなくなります。
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