小1・小2の算数文章題|文章をよく読んで考える力を低学年から育てる

算数の勉強法

文章題が苦手になるのはなぜか

 計算は得意なのに、文章題になると手が止まってしまう。そういうお子さんは少なくありません。

 よくあるのが、問題文をきちんと読まずに、出てきた数字だけを見て式を作ってしまうパターンです。たし算の単元を学習中なら「たし算の問題だろう」と思い込んで、内容を確認しないまま式を書いてしまうことがあります。これが続くと、学年が上がって問題が複雑になったときに一気につまずいてしまいます。

 文章題を解くために大切なのは、計算力よりも「文章の内容を正確に読み取る力」です。この力は低学年のうちから少しずつ育てていくことができます。

文章題を解くうえで大切な習慣

問題文を声に出して読む

 文章題が苦手なお子さんには、まず声に出して問題を読む習慣をつけることが有効です。黙読だと読んだつもりになってしまうことがありますが、音読することで文章の内容が頭に入りやすくなります。

 読み方が速すぎたり、つかえたりする部分があれば、そこが理解できていない可能性があります。ゆっくり丁寧に読む練習が、文章の意味をつかむ力につながります。

絵や図に書いてみる

 問題の場面を頭でイメージできなければ、式を立てることもできません。文章を読みながら、内容を簡単な絵や図に書いてみる練習がとても役立ちます。

 絵や図にうまく表せない場合は、文章の内容を正確に理解できていない可能性があります。まずはごく簡単な問題から取り組み、「文章を絵にする→絵を見て式を考える」という流れに慣れていきましょう。

小1でやっておきたいこと

 小学1年生では、たし算とひき算の文章題が中心です。シンプルな計算ですが、「どちらの計算を使うか」を判断することが、この時期の大切な学びです。

 「全部でいくつ?」「残りはいくつ?」「どちらが多い?」など、問題が何を聞いているかを正しく読み取れるようにしましょう。ひとつひとつの文章を絵に書いてみる練習が有効です。

 また、「並び方」の問題など、一見シンプルに見えて意外と難しい問題もあります。「前から3番目」と「前に3人いる」では答えが変わります。こうした問題も、絵を書いて場面を確認する習慣があると正確に解けるようになります。

 この時期は正解できるかどうかよりも、「考える前に絵を書いてみる」という習慣を身につけることが目標です。

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小2でやっておきたいこと

 小学2年生になると、たし算・ひき算に加えてかけ算も登場します。いくつかの計算が混ざった問題が出てくるため、「今習っているのはかけ算だからかけ算を使う」という思い込みがより起きやすくなる時期です。

 問題の単元名や習っている内容に引っ張られず、文章をしっかり読んで式を判断する習慣を意識的につけていきましょう。

少し複雑な問題にも挑戦する

 基本的な問題に慣れてきたら、少しずつ複雑な問題にも取り組んでみましょう。たとえば以下のような問題です。

  • 問題の中に、計算に使わない数値が混ざっている問題
  • 2段階の計算が必要な問題(まず1つ計算してから、次の計算をする)

 こうした問題では、すべての数字をすぐに使おうとするのではなく、「何を求めるか」を確認してから必要な情報を選ぶ練習になります。最初は難しく感じても、絵や図に書いて整理する習慣があると取り組みやすくなります。

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家庭での取り組み方

 文章題の練習は、毎日少量でも続けることが大切です。問題集を選ぶ際は、たし算ばかり・かけ算ばかりではなく、いろいろな計算が混ざった問題が収録されているものを選ぶとよいでしょう。7〜8割ほど自力で解けるレベルのものが取り組みやすい目安です。

 お子さんが間違えたときは、すぐに正解を教えるより、「どんな場面の話だった?」「絵を書いてみよう」と声をかけて、もう一度文章を読み直す機会をつくってあげるとよいでしょう。

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まとめ

 算数の文章題は、計算力だけでは解けません。文章の内容を正しく読み取り、場面をイメージして式につなげる力が必要です。

 小1のうちは絵を書いて考える習慣を、小2では複数の計算が混ざった問題にも少しずつ挑戦していきましょう。問題文を声に出して読む、絵や図に書いてみるという2つの習慣を地道に続けることが、文章題への苦手意識をなくす一番の近道です。

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