Category Archives: 教科別勉強法

公式の暗記に頼らない

テストで簡単な問題が解けなかった生徒に、解けなかった理由を聞いてみると「公式を忘れてしまった」と答えることがあります。

中高生になれば、最低限覚えていないと解けない公式は多いですが、小学生の場合、公式として覚えなければいけないことは限られてきます。三角形の内角の和や、kmからmへの単位変換などは当然覚えていなければなりませんが、正三角形の1つの角度は何度か?という問題は、三角形の内角の和が180度ということを知っていれば 180÷3=60 という式を導けるはずです。

算数や数学は、定理、公式から思考を発展させて導くということが出来ないと、成績は伸びません。特に中学受験の勉強で、公式や解法を丸暗記して解くような習慣になってしまうと、考える力がなくなり数学や理科が不得意になってしまうこともあります。

次のような問題は、公式を自分で導き出す練習をしてみてください。

(1)台形の面積
台形の面積の公式は、教科書では発展として扱われていますが、台形を2つの三角形として分ければ公式が分からなくても解ける問題です。最終的には台形の公式も覚えた方がいいですが、まず何故この公式が導かれるかを、しっかり理解するようにして下さい。

(2)面積の単位変換
1平方メートル=10000平方センチメートル という単位の変換を4年生で学習します。
これは、1m=100cm と分かっていれば正方形の面積の求め方で
100×100=10000
と、導き出すことが出来ます。
体積の単位変換の場合も同様に考えることが出来ます。

算数は公式の丸暗記で解くものではありません。しっかり問題を理解してくことで、応用力をつけることが出来るようになります。教科書で導き方が出ている公式は、何故この公式になるのかをお子さんと一緒に考えてあげて下さい。

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図形の問題の解き方

 小中学生とも図形の問題が苦手だというお子さんは多いと思います。図形のセンスは小学校低学年から、自分で図形を書いたり、問題を解いたりという機会が多い方が有利でしょう。
 ただ、小学校高学年や中学生になってからも、訓練次第で得意になれる分野ですので、図形が苦手な場合は次のことをやってみてください。

1. ノートに図形を写す
 問題にある図形を眺めているだけでは、なかなか解けるようになりません。自分でまず図を写して、何を問われているか理解してください。平行四辺形や台形などは自分で書いた方が性質を理解しやすくなります。

2. 向きを変えたものを書いてみる
 問題にある図形のままでは、面積の問題の場合どこを高さにしていいか分らなかったり、相似や合同である部分に気づかないということがあります。向きを変えて考える練習が必要です。
 同じ図形を向きを変えて書いてみてください。向きが違うものから同じ図形を選ぶような問題を数多くこなすのも良いでしょう。

3. 角度や長さなどを全部記入する
 難しい問題になると、解法の手口が見つからなくて悩んでしまったり、投げ出してしまうことが多いです。まず、分っている長さや角度などは全て記入してください。次に同じ長さや角度が他にないか、分る所は全て書き込んでいきます。これを繰り返しているうちに、解法が見えてきます。

 小学校4年生で面積や角度の問題が出てきますが、その時点くらいからノートに図形を書いて考える習慣を身につけて欲しいと思います。

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かけ算かわり算か?

 学校の教科書でかけ算をやっているなら、そこでやる文章題はかけ算。わり算をやっているならわり算と思って、文章をよく読まずに式を作っている子供をよく見かけます。これでは文章題が苦手になるのは当たり前です。

 こういう場合は、高学年になって文章の内容が複雑になってきた時に、かけ算にするかわり算にするか分からなくなってしまうことが多くなります。また、小数や分数の問題が出てくると、もっと分からなくなることに。
 割合や速さの問題は、しっかり理解していれば公式がなくても式を作ることは出来ます。それをしないで公式を暗記することを繰り返してしまうと、どんどん文章題が苦手になってしまいます。
 小学校3年生から4年生の間に、文章を読んでかけ算の問題かわり算の問題かを判断出来るかどうかがポイントとなります。

 まずは、次の文章題を読んで、お子さんが かけ算を使うか、わり算を使うかを、すぐ判断出来るか試してみてください。

(1) 5人でピクニックに行くことになりました。まおさんはお菓子担当の買い物係になり、850円分お菓子を買いました。1人いくらまおさんにはらえばいいでしょうか?

(2) だいすけ君は買い物に出かけ、1冊120円のノートを8冊買いました。たかし君はいくらお金をつかいましたか?

(3) ゆかりさんは、33ページの問題集を1日3ページずつ毎日勉強することにしました。何日で終わるでしょう。

(4)のぶなり君は夏休みに1日8個ずつ漢字を覚えることにしました。夏休みにたかし君が勉強出来る日は30日あります。夏休みの間に何個漢字を覚えることが出来るでしょうか。

 かけ算かわり算かを判断出来ない場合は、具体的にお金を使うなどして,説明するところから始めて下さい。
 50円を5人に配るのか、5人で分けるのかということを、日常生活の中の感覚で身につけていくことが大切になります。お子さんと一緒に買い物をして、計算の方法というものを、教えてあげていくと良いかもしれません。

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言葉のきまり、国語文法

今回は言葉のきまりについてお話しします。

小学校では四年生で主語・述語、修飾語を、五年生で言葉の種類(名詞・動詞・形容詞)を学びます。これらは教科書の頁数にしたら、それぞれ四、五頁に過ぎませんが、国語力を身につける上でとても大切な学習分野であり、なおかつ、不得意とする子どもの多い分野でもあります。

まず、お子さんが主語・述語、修飾語が正確に理解できているか確認してみてください。これらについては「まなびのへや別館 無料で使える学習ドリル」にて問題がダウンロードできますので、まずご利用ください。そのうえで、苦手な分野が見つかったならば、いまの時期にきちんと理解できるように復習してください。

主語・述語、修飾語は文章を理解する上で不可欠な知識であるとともに、作文の際に絶えず意識するべき事柄です。よく主語と述語が一致しない文章を書く子どもがいますが、そのような子どもの場合は、短文で主語と述語の関係をしっかり理解することが必要です。また、修飾語はどの言葉を修飾しているか、それが連体修飾語か連用修飾語かの違いがわかるようにしてください。この理解がしっかりしていれば、連体詞、副詞、形容詞といった品詞の理解もスムーズにできるはずです。そして、五年生で習う言葉の種類は中学で英語学習を行う上での基礎的知識でもあることも留意ください。

言葉のきまりは一度にすべてを理解することは不可能です。計画的に少しずつ理解を深めるようにしてください。

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割合の問題に強くなる

 5年生で割合が出てくると、苦手にするお子さんも多いと思います。しかし割合の考え方は日常生活で非常に大切になります。教科書に出てくる。「もとにする量」「くらべられる量」という概念を公式のように覚えてしまうと、問題が変わった時に、かけ算かわり算か分からなくなってしまう・・・
という状態になってしまいます。これでは受験に出る応用問題や、中学の数学の文章題が解けなくなってしまいます。
 まずは、日常生活で一番身近に割合を必要とする「買い物」の場面で、お子さんに割合の意味を教えてあげてください。

 例えば、値札に「表示価格より2割値下げ」と書いてある場合、実際にいくら安くなるのか? また,消費税が5%というのは実際に定価よりいくら高くなるのか?ということから理解していけば、割合の考え方はスムーズに身に付くと思います。

 買い物の際に、電卓を持ち歩いて、お子さんが自分で税込み価格や割引価格を計算してみると良いでしょう。

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文章題の勉強法

 小学生でも中学生でも、文章題が苦手だという生徒が多くなった気がします。中学生になって数学の文章題が解けない子は、黙って問題を解かせていると、ずっと問題文を読んで悩み続け、とりあえず何か式は書いてはみるけど、的外れな式を書いていて解けないで終わり・・・というパターンが多いようです。文章をしっかり読んで、それを数式化したり、筋道を立てて考えるという作業を頭でするのが苦手になってしまているのです。
 文章題を考えるということは、算数や数学の勉強だけでなく、日常生活や将来仕事をする上で「考える」という作業をするための訓練です。苦手だからと済まさないで、お子さんがしっかり出来るようになるようにしていきましょう。

 文章題を得意にするには、小学生の頃から、算数の問題を読んで、絵に描いてみる練習が必要だと思います。何故この問題が足し算になるか、引き算になるか?ということを低学年のうちから絵をかいてみて考えるという練習をして下さい。

 小学校高学年になれば、まず教科書や参考書などに載っているような図を自分で書いてみて、しっかり理解することから始めましょう。慣れてきたら自分が一番分かりやすい図を考えてみることも必要です。

  頭の中でイメージ出来る天才肌のお子さんでしたら,図がなくてもほとんどの問題は解けてしまうと思いますが、大半は,この問題はこの式だと覚えてしまっているだけで、実際に理解してないことが多いです。こういうタイプは応用がきかなくなるので、簡単な問題でしっかり理解しているかどうか、図にかかせてみてください。

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小学校3・4年生の計算力が大切

計算に強くなるかどうかは,3、4年生の勉強方法にかかっています。まずお子さんの学校や塾の宿題などのノートを見て、計算式と答えが大きな字でしっかり書かれているか確認してみてください。特に筆算は、ノートのます目にケタを合わせてしっかり書かれているかを注意して見て欲しいと思います。

計算が雑に書かれていましたら、ます目のあるノートを使って、数字を一つずつ丁寧に書くよう指導してください。丁寧に書くことが計算ミスを減らすことに
繋がっていきます。

計算が苦手なお子さんは、教科書に書かれている例題を写してみることから始めると良いと思います。正確に写してやり方を理解してから、同じように計算するという練習を繰り返してみてください。小中学、高校での数学の学習でも、例題を写して理解するということが必要となります。

また、4年生のわり算の筆算は、慣れるまで時間のかかることが多く、正確に出来るかどうか差が出やすい分野です。現在苦手になっていたり、計算に時間がかかっていると,5年生の小数の計算で苦労することになります。速く正確に出来るよう,1日5問くらいで良いので、毎日計算練習をする習慣をつけて欲しいと思います。

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受験国語の勉強のしかた 2

一文を書き抜いたり、字数指定のある設問についてお話しします。

たとえば、次のような設問があったとします。

傍線3「〈上機嫌〉の表現」を表している一文を見つけ、はじめの四字を抜き出して答えなさい。

このような設問で、一文ということばをしっかり理解していないお子さんがしばしば見られます。一文とは一つの文のことです。つまり、一文で書き抜きなさいと指定されたなら、その文の冒頭から書き抜かなければなりません。しかし、一文の意味を理解していない子どもは文の途中から書き抜いたりします。もちろん、その答えは不正解になります。

一文の意味さえ理解できれば、ほとんどの子がこのようなミスをしなくなりますので、早い段階で、一度しっかりと一文とは何かということ確認してください。それとともに、設問がどういう答え方を求めているかをきちんと読むこともご指導ください。問題慣れしてきた子どものいちばん陥りやすいミスは、設問が求める答え方をしっかり確認せず、思いこみで答えるミスです。この点も繰り返しご注意ください。

つぎに字数指定のある設問ですが、たとえば、次のような設問があったとします。

傍線4「世界は再び始めから生きる」とほぼ同じ内容が言いかえられている部分を、直後の形式段落から二十字以内でで書き抜いて答えなさい。

このような設問の場合、正解の字数は指定された字数の少なくとも八十%以上、だいたいは90%以上が一つ目安となります。つまり、例の場合なら最低でも十八字前後の解答になるということです。これはもし正解が十四文字なら、設問は十五字以内でとなるからです(問題作成者の暗黙の了解事項とでも言うのでしょうか)。よく十字ぐらいを抜き出して平気な顔をしている子がいますが、そういうお子さんにはひとつのチャックポイントとして教えてあげてください。

ただ、文字数指定の問題ですと、子どもは字数ばっかりに気をとらわれ、内容をしっかり理解しないまま探そうとします。たとえば、五文字で抜き出せという設問なら、片っ端から五文字の単語やセンテンスを探し出します。あくまでも内容を理解したうえで設問に答え、その答えが指定の五文字になっていたら正解だろうという経過をたどってもらいたいのです。この点もチェックポイントとしてご指導ください。

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受験国語の勉強のしかた

 ご家庭での国語、とくに長文読解問題の勉強のしかたについてお話ししたいと思います。これからお話しすることは読解のテクニックというより、日々の家庭学習において、どういうことに注意して勉強していけばよいかといったことが中心となります。

 読解問題の設問は「五択」などと言われる選択肢から正解を選んで記号で答える問題と指示語や要旨のまとめなどの記述問題に大別できるでしょう。今回は選択肢から正解を選ぶ問題についてお話しします。

 読解問題には、

 ア 本文中で筆者が述べている内容に合っているものを次から一つ選び、記号で答えなさい。

という設問が必ず一つはあります。このタイプの問題を解くとき、子どもは必ずと言っていいほど、設問の通りに四つないし五つの選択肢のなかから合っているものを一つ探そうとします。当たり前のようですが、ここにひとつの落とし穴があります。

 イ 本文の筆者が述べようとしている考えとして最もふさわしいものを次から選び、記号で答えなさい。

イの設問では「最もふさわしいもの」となっています。アより設問の難易度は難しくなっているはずです。つまり、選択肢のなかにふさわしいと勘違いしやすい選択肢が必ず一つか二つ含まれているはずです。ここで設問の通り、素直にどれが正しいかという視点で正解を探したら、ふさわしいと勘違いしやすい選択肢(いわゆる「引っかけ」の選択肢)に引っかかる確率が高くなります。とくに読解力のある子どもほど、選択肢を深読みをして引っかかってしまうのです。

 では、どのようにしたらよいのでしょうか。方法は簡単です。それは、たとえば選択肢が五つある場合はまちがいを四つ探すことです。五つのなかから一つの正解を探すより、五つのなかから四つのまちがいを探す方が不正解になる可能性は少ないのです。このような問題では、選択肢に少しでも本文でふれていない内容が含まれていればまちがいです。つまり、本文に書かれていないことが含まれているかどうかという視点から、それぞれの選択肢がまちがっていないかと考えるのです。そして、一つずつ選択肢を消していき、最後に残った選択肢が正解となるのです。

 家庭学習で答え合わせをするとき、もしこのタイプの問題が不正解のときは正解探しではなく、まちがい探しをするようにアドバイスしてあげてください。

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受験国語の漢字について

最近、中学・高校入試で漢字の書き取り問題が増加する傾向があるようです。これはこのところ問題とされている国語力の低下に関連しているかと思います。そもそも漢字の読み書きができないことが国語力の根本原因の一つであることは確かなことです。

漢字は意味を表す表意文字ですので、その情報量(訓、音、字義)は多く、使い方が難しいので、それを理解して使いこなすようになるには時間がかかります。そこで、中学受験に必要とされる漢字に限り(実際は高校入試でも十分使えますが)、本サイトにジャンル別の漢字ドリルをアップしています。内容は同訓異義語・反対語・熟語などさまざまですが、とくに同訓異義語をまず勉強してください。同訓異義語は一つ一つの漢字の意味を正確に理解しないと使いこなせません。しかし、これが出来るようになると、読解力アップにつながります。

読解とはただ文字を読むだけではありません。読んだ内容を頭にイメージしながら読んで、はじめて内容を理解します。そのイメージを作るためには漢字一つ一つを出来るだけ正確に理解する必要があります。そして、このことは入学試験に限らず、どのような文章でも、それを読んで理解する上では必要不可欠なことなのです。

「混」(「混ぜる」「混じる」)と「交」(「交ぜる」「交じる」「交わる」の使い分けの原則を例にしてみましょう。

「混」の字義は二つ以上のものが一つになって、もとの形を残さない場合に用います。「絵の具を混ぜる」「アメリカ人の血が混じる」などがその例です。

「交」の字義は二つ以上のものが一つになっても、もとの形を残す場合に用います。「漢字にひらがなを交えて書く」「友だちと交わる」などがその例です。

文章を読む際に、このような漢字の使い分けから、最初は意識的に、次第に意識しなくとも、内容についてより具体的なイメージをもつことが出来るようになります。また、それに伴って言葉についても注意力も身につきます。そうなれば、読解力も自然とアップするでしょう。

中学受験で必要とする同訓異義語はそう多くはありませんが、どれもが必須のものです。国語辞典を利用して意味を確認しながら、少しずつ勉強してください。

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