夏休みは国語の学習にじっくり取り組む絶好の機会です。
夏休みの毎日の学習は計算練習、算数の問題集、漢字練習ばかりに偏りがちになりますが、基本的な国語力をしっかり身につけることを意識していただきたいと思います。
以下のような学習方法を参考にして、ぜひ国語学習に取り組んでほしいと思います。
国語辞典、漢字辞典を使いこなそう
夏夏休みの間に、国語辞典、漢和辞典を使いこなせるようになりましょう。漢字練習をしていて分からない漢字が出てきたら、すぐに解答を見ないで国語辞典や漢和辞典で調べる習慣をつけるようにしましょう。
高学年になれば電子辞書を使っても構いませんが、紙の辞書の使い方を身につけてから電子辞書を使うようにしてください。電子辞書は小学生向けのものを使うようにした方が、書いてある言葉も分かりやすく、勉強する意欲がわくと思います。
また、理科や社会など国語以外の勉強をしている時や、本を読んだりニュースを見ている時に分からない言葉が出てくることも多いと思います。お子さんの質問にすぐに答えるのではなく、一緒に辞書で調べてみるようにしてください。
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教科書をじっくり読み直そう
夏休みは問題集などの教材を使うことが多くなると思いますが、問題集の文章は実際の著書の一部を短く抜粋しているだけなので、どうしても読みが浅くなりがちです。
国語の教材で一番良いのは学校の教科書です。国語が苦手なお子さんほど、学校の教科書をじっくり読み直すことをおすすめします。現在の学年のレベルで難しすぎる場合は、一学年前の教科書を読んでみることをおすすめします。
もう一度教科書の文章を読み直して、どの話が興味があるか、どれが分かりにくかったかをお子さんに聞いてみるといいでしょう。
読書記録をつけて作文力を強化しよう
夏休みの豊富な時間を活用して、読書の習慣を身につけることも大切です。本を読んだ後は読書記録をつけて、簡単な感想を書くことで作文力の向上につながります。
「面白かった」「つまらなかった」だけでなく、「どの場面が一番印象に残ったか」「主人公のどんなところが好きになったか」など、具体的な感想を書くように促してみてください。毎日少しずつでも文章を書く習慣をつけることで、表現力が自然に身につきます。
一つの漢字でいろいろな読み方、熟語を書き出しながら覚えよう
ほとんどのお子さんが、夏休みの国語学習として漢字練習などに取り組んでいると思います。しかし、一つの漢字の意味やその漢字を使った熟語、音読み、訓読みをしっかり理解できるような勉強をしているお子さんは少ないようです。
漢字の意味を理解していないため、適当に知っている漢字をあてはめた解答をしてしまうことがないかを確認してみてください。
漢字練習のやり方として「治」という漢字が出てきたら、音読み「チ、ジ」を使った熟語(「完治」「政治」)訓読みでの使い方(「病気を治す」「国を治める」)を書き出すような練習をしてください。
★無料で使える学習ドリルの4年生から6年生の漢字ドリルでは、1つの漢字で別の読み方や熟語などを続けて練習出来るように制作してあります。
また、漢字テストでは、同じ漢字を使った別の熟語も出題していますので是非活用してみてください。
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言葉の決まりの学習を進めよう
夏休みは文法の基礎となる「言葉の決まり」についても学習を進める良い機会です。主語と述語の関係、修飾語の使い方、敬語の基本など、普段の授業では時間をかけて学習しにくい内容にも取り組んでみましょう。
言葉の決まりを理解することで、文章の読み取りや作文の表現力向上につながります。
まとめ
夏休みの国語学習では、辞書を使う習慣、教科書の再読、読書記録による作文力向上、漢字の深い理解、言葉の決まりの学習という5つの要素に取り組むことが大切です。これらの学習を通して、お子さんの国語力の基礎をしっかりと固めることができます。毎日少しずつでも継続して取り組むことで、2学期以降の学習に大きな違いが生まれるでしょう。
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