国語の勉強のやり方が分からないという質問をよく受けます。
国語の勉強をする前に客観的な国語の学力をいうのを知る必要があります。これは学校の範囲が決まっているテストや、漢字テストだけでは、分かりづらいかもしれません。
算数のように正解、不正解がはっきりしていないため、どのくらい勉強しなけ ればならないか悩む親御さんも多いと思います。
客観的な国語の学力が分かっていないため、普段の学校のテストで良い成績でも、中学受験などで難しい問題を解かなくてはならなくなってきたら、全く出来なくなってきて慌てるということも多くあるようです。
次のような方法で、一度お子さんの国語力をチェックしてみることをおすすめします。
1. すらすら音読出来るか確認する
学校の教科書や塾のテキスト、テストの問題などで、まずはお子さんが音読するのを 聞いてみてください。読めない漢字が多かったり、意味が分からない部分が多いほど、 読んでいてつまってしまうと思います。
音読が難しすぎると感じたら、お子さんがすらすら読める文章を探してみてください。 お子さんの読解のレベルがそれで判断出来ると思います。
2. 市販の問題集を使う
高学年になったら、教科書準拠のもの以外に、漢字、ことば、読解がまとまった、総 合的な国語力を見るような問題集を一度やってみましょう。塾に行っていない場合、学 校以外で国語の問題を解く機会がなく、実際の学力が判断しづらいことが多くなります。
春休みや夏休みに市販の問題集を1冊やってみるといいでしょう。 問題集はお子さんのレベルに合わせて、無理のないものを選んで下さい。
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*ドリルのように進められるので、お子さんも取り組みやすい問題集です。
3. 作文力を判断する
作文力は練習で伸ばせるものです。苦手な場合は、何故書けないのかを判断する必要 があります。 お子さんが書いた文章を読んで、意味が通じるものになっているか、漢字や接続語を 使っているか、学年にあった表現を使っているかを見直してみてください。
全く書けない場合は、好きな文章を写したり、真似をして書いてみることから始めましょう。
作文力を確かめるのに参考になる本
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作文に特化した通信講座
月2回の添削指導で作文力を身につける通信講座です。
お子さんに分かりやすいテキスト、書きやすいテーマで楽しみながら作文力をつけていくことが出来ます。
2020年度より大学入試に導入される新テスト対策のためにも、時間のある小学生のうちに作文の講座を受けてみることをおすすめします。
*春休みや夏休みなどのお試し期間で、お子さんの作文力を確かめてアップしていくことも可能です。
4. 試験を受けてみる
漢字検定や学力テストなどを、一度受けてみましょう。受験をしない場合でも、客観 的な学力チェックは必要です。
外部試験を受ける場合は、結果に一喜一憂するのではなく、お子さんが出来ている所、 出来ていない所をしっかり見極めて対策を立てるものだという意識を持ってください。
語彙力検定
語彙力や読解力の力を判断することができます。中学受験をするお子さんにもおすすめです。
日本語運用力テスト
小学校4年生〜6年生を対象にした基礎レベルの受験がおすすめです。
対応デバイスがあれば、自宅でも受験可能です。
「聞く」「読む」「書く」3技能のスコアで日本語力をテストすることが出来ます。