学校や塾の宿題で分からない問題があると、何も書かないか、赤ペンで答えを写してそのまま提出しているだけということはありませんか。
最初から全ての問題が解くのは不可能です。出来ない問題に対する取り組み方でお子さんの学力は変わってきます。お子さんの分からない問題に対する取り組み方を確認していきましょう。
調べられることは自分で調べる
社会や理科などは、分からなくても教科書やテキストを見れば分かる問題がほとんどだと思います。一度問題をやって、赤ペンで答えを書き写しているだけでは身に付きません。出来る問題が少ない場合は、教科書などで確認しながら答える癖をつけていきましょう。何も見ないで出来た問題は赤で、調べて出来た問題は青でマルをつけるなど、区別していけば良いのです。
また、漢字も出来るだけ国語辞典で調べるようにしてください。同音異義語などは国語辞典で意味の違いを確認しながら覚えた方が、しっかり身に付きます。
解答を少し見てもう一度考えてみる
算数の文章題や複雑な図形の問題は、少し解法のヒントがあれば解けるようになることがあります。5分考えても分からない問題はそれ以上考えても時間の無駄になります。解法を見ながら少しずつ解いていくようにしましょう。解答に書かれている式の意味を自分で考えられるようになると、力もついていきます。
記述問題は解答例を参考にする
国語だけでなく、理科や社会などでも記述問題が増えています。実験の注意点や資料を読みとる問題は、解答例を見て書き方のパターンを覚えた方が良いでしょう。一度解答を読んでから、もう一度自分の言葉で書き換えてみてください。
国語の記述問題も、設問を読んでも何を書いていいか分からない場合は、一度解答例を読んでください。こちらも丸写しするのではなく、読んでから自分の言葉で書き換えてみましょう。100〜200字の作文がある場合は、最初は解答例の登場人物や出来事を書き換え似たような文章を作る練習をしていくと、だんだん書けるようになっていきます。
成績が伸びないお子さんの多くが、「何も書かないのが当たり前」になっているようです。書いて理解していくことが勉強の基本です。先生に説明してもらって分かった気になっていても、しっかり書いて理解していないと出来るようにはなりません。
出来ない問題は、解答でやり方を自分で確認していくという勉強法を身につけてください。