算数や数学は応用力がないと、出来る問題が限られてしまい、点数が伸び悩んで しまいます。この「応用力がない」というのは実は算数や数学だけの問題というよ り、「基本的な文章の読解力がない 文章の意味をイメージ出来ない」「じっくり 考えられない 考えるのをすぐ諦めてしまう」「どうして出来なかったか考えない」 など、基本的な勉強のやり方の姿勢の問題であるとも言えます。
まずは、しっかり問題文を読んで、じっくり考える癖をつけるようにしなければ なりません。
応用力のないお子さんには次のことを試してみてください。ただし、基本的なこ とがしっかり出来ていないと、これらのことをやってもあまり意味はありません。 同じ分野の基本問題が確実に出来るようにしてから、応用問題を解くようにしましょ う。
1.長い問題文は、問題文を切って、どこまで解けるかを順序良く考える
問題文を読んで何をしていいか分からないというケースが多いようです。順番 に最初から見直して、分かることがないかを考えるようにさせてください。図形の 問題も、分かる角度や長さなどを、最初のうちは分かることをどんどん書き込んで いきましょう。
2.解答や解説を見ながら、式の意味を理解していく
手が付けられない場合は、解答や解説を見ながら、この式は何を求めているのか ということを、理解しながら解いた方が時間はかかりません。解答、解説を読み取 れる力をつけてください。
3.問題の考え方を説明させる
問題の解き方だけを覚えてしまって、応用がきかなくなっているケースが多くあ ります。考え方をしっかり定着させるために、学校や塾で習った問題を、お子さん に説明させてみましょう。親が教えるのではなく、お子さんがお父さんやお赤さん に算数や数学を教えるようにするのです。最初は、お子さんが分かる問題で構いま せん。他人に説明することで、考える癖がつくようになります。
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