通信講座を上手く利用して学習する
小中学生で通信講座を利用しているお子さんは多いようです。カリキュラムがしっかりしていて、教材が工夫されているので、家庭学習の習慣がつけやすいと思います。また、塾に比べて費用もかからないため、気軽に申し込める利点もあります。
また、最近はインターネットやタブレットを使った学習も取り入れられ、お子さんが興味を引くように、いろいろ工夫されているものが多くあります。
しかし、実際に学力向上出来るほどしっかり利用しているお子さんは少数で、なんとなくこなしているだけだったり、教材をため込んで手をつけていないといったケースも多く見られます。
通信講座やインターネット学習塾などは、目的やお子さんの適正などを考えて、上手に利用出来るようにしましょう。
通信講座の使い方を考えてみる
学校の授業の補習のために使う場合
学校の補習や予習、復習に利用するなら学校の進度や使う教科書に合わせたカリキュラムを組んでいるものを選びましょう。
インターネットなどで必要な単元を選んで学習する講座が増えていますので、学校の進度に合わせた学習は以前よりやりやすくなっています。
ただし、学校の進度通りに確実に学習できるというものではありません。学校の宿題や予習、復習はしっかりした上で、自主学習として通信講座をプラスして勉強するようにしていかないと、なかなか上手く活用できません。分からない所の解説が詳しかったり、暗記を楽しくできたりする講座を選んでみましょう。
また時間を決めて課題をこなしていかないと、課題がたまって無駄になることが多くありますので、きちんと時間を作れるかをお子さんと話し合ってから、申し込むようにしてください。
学校のカリキュラムに沿った学習ができる通信講座
学校以外の学習や受験対策に使う場合
学校以外の学力強化や受験対策を考える場合は、やや難しめの講座にチャレンジしてみましょう。
作文や、受験算数のみ受講出来る講座もあります。
学校の勉強以外で学習していく場合は、時間を作って計画的に勉強していくことが必要になります。まずはお子さんが目的意識を持って続けられるかどうかを考えてみましょう。
中学受験レベルの学習ができる講座
*Z会小学生コースですと、難関中学受験も意識したカリキュラムが組まれています。
Z会の通信教育 小学生コース
*小学4年生からの中学受験向けの授業を動画で学習することが出来ます。
学習が続けられるかを確認する
だいたいどの通信講座も基礎レベルから学習出来るので、レベルが高すぎるというケースは少ないと思います。
通信講座を使う場合の欠点は、テキストに書き込んで、答えあわせをして見直さなかったり、簡単すぎてやっただけになってしまって、定着していないことが多いようです。
また自分のペースで進めていかなければいけないので、一旦学習が滞ってしまうと、やる気がなくなってしまうこともあります。
体験学習などをしてみて、適当なペースで続けられるかを確認していきましょう。
小学生の間は、親御さんも学習の計画を一緒に立てて、しっかり出来ているかを確認していくことが大切になります。
インターネットの講座を利用する
強制的に勉強する時間がないと、どうしても自主学習が出来なくて課題をためてしまうタイプのお子さんには、従来の添削型の通信講座より、ネット授業などで時間を決めて学習する講座の方が向いているかもしれません。
ネットで授業が聞けたり、クイズやゲーム形式で内容の確認が出来るなど、最近のオンライン学習はお子さんが続けやすくなるように工夫されれいます。
塾に通うより、費用も少なく済みますし、検討してみることをおすすめします。
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必要な教科だけを受講する
最近は1教科だけだったり、作文力を強化する通信講座もあります。4教科や5教科だと、どうしても全部出来なくて中途半端になってしまう場合は、受験に必要な教科や苦手教科だけ受講出来るような通信講座に変えてみることを検討してみましょう。
また小学生向けの英語の講座も多くなっているので、興味がある場合は受講してみてもいいでしょう。
続けて学習する習慣をつけることが大切になるの、やりたいものから取りかかってみてください。
資料請求して教材の内容を比較して、お子さんに合うものを探してみることをおすすめします。
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