お子さんは毎日漢字練習をしていますか。

 英語で単語がわからないと内容が理解できないと同じように、国語も漢字がわからなければ、たとえ教科書でもその内容は理解できません。漢字が読み書きできるようになれば、内容理解も自然と深まり、面白みも感じるようになります。

 当たり前のことのようですが、この当たり前のことがいまの多くの小学生には欠けています。たとえば、小学五年生の子に四年生の漢字の書き取りテストをした時、どのくらいできるでしょうか。わたしの経験では大部分の子が半分そこそこでした。なかには漢字の書き取りが得意でちゃんと書ける子もいますが、それは希なケースです。

 学校では授業数の削減から、漢字の書き取りまで手が回らないことが多いようです。漢字ドリルは配られていても、宿題用であったり、自習用であったりしています。そして、その単元が終わるとそれでおしまいで、学校での繰り返しの練習は望みようもありません。

 漢字練習は繰り返しが肝心です。繰り返すことによって初めて、その字はお子さんの記憶に定着して使いこなせるようになるからです。

 つぎにわたしが漢字練習で注意するポイントを挙げてみます。

1 書き順  これは漢字をかっこよく書くための順番だよとこどもに言っています。 
2 読み   いまの子は中学生になっても(本当は大学生でも)音読みと訓読みの区別がつかない子が多く見 られます。音・訓の違いを正確に覚えるようにしてください。
3 止め跳ね 漢字の止め跳ねだけはしっかり覚えるようにしてください。最初の段階で覚えてしまえば、あとあとは自然と身に付いていきます。なお、教科書の漢字は教科書体というデザインされた漢字ですので、止め跳ね以外はあまり神経質にならないでください。

 以上のポイントに注意して、最初は必ずお父さんかお母さんが側について、お子さんに漢字練習をさせてください。漢字練習といえば、お子さん任せのご家庭が多いようです。しかし、最初はやはり大人がチェックしてあげることが大切です。最初の十分と終わった後のチェックだけでもかまいませんので、ぜひ実行してみてください。

 また、高学年のお子さんで漢字が苦手な場合は、3年生ぐらいまで戻って書き取り練習をしてください。漢字の多くは別の漢字の組み合わせです。組み合わせる漢字それぞれをしっかり覚えていれば、新しい漢字もスムーズに覚えられるようになります。遠回りのようですが、じつは近道なのです。

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