塾は無駄にお金をかけずに上手く活用する
塾選びをして塾に通い始めた後も、考えなければならないことがたくさんあります。無駄に塾にお金をかけないよう、上手く利用するようにしましょう。
個別指導塾のテキストは全て購入しないようにする
個別指導塾に通う場合、テキストは何を使ってもいいはずです。
塾用のテキストの購入を勧められるケースも多いかもしれませんが、お子さんによっ ては必要がない(レベルに合っていない。私立のため市販のテキストが学校の授業と一致しないなど)場合もあります。あったとしても教科書準拠の問題集1 冊程度で十分です。
個別指導で塾のテキストしか使わないのは、指導する講師の力量が足りなく、マニュ アルどうりにしか教えられないからとうこともあります。
学校の勉強が全く分からない場合は、まずは学校の教科書を使って指導してもらいま しょう。また、学校で使っている問題集がある場合は、定期テストなどでそこから出題 される可能性があります。出来るだけ学校で使っているテキストの内容にそって授業 をしてもらうよう塾に頼んでください。それが無理な場合は、その個別指導塾には行か ない方が良いでしょう。
また、集団塾の場合でも、無駄なテキストの量が多かったり、高額なものを購入しな ければならない場合は注意が必要です。
必要な教科だけを受講する
受験生になると4教科、5教科受講がセットになっている塾があります。しかし、全 て受講して全て成績が上がるケースはまれでしょう。国語は講師の力量で全く別の授業 になるでしょうし、理科や社会はいくら授業が楽しくても、自分で覚えなければ意味は ありません。塾でなければどうしようもないという教科だけ選択するようにして、後は 出来るだけ家庭で学習するようにした方がいい場合もあります。
個別指導塾などでは、試験前だけ受講以外の教科の指導に対応してくれる所もありま す。普段は1、2教科の受講で、必要な時だけ他教科を受講することをおすすめします。
正規の授業以外の費用をかけないようにする
正規の授業以外の補習の時間を作って、その費用を請求する塾も多いようです。その 補習が本当に必要なのか、まずは考えてみてください。お金をかけて塾通いをしている のなら、正規の時間内でお子さんが授業を理解していなければ意味はないのです。良心 的な塾でしたら、授業内で出来なかった所は個別の質問や自習などで対応して補習に費 用がかかることはありません。
また、夏期講習などの長期休暇の講習会も塾代が多くかかってしまう原因になります。
塾にとっては長期休暇中の講習会は稼ぎ時となりますので、より多くの生徒さんにたくさん授業を とってもらうようにすすめます。しかし、夏期講習で朝から晩まで塾に缶詰になっても、 成績が上がるケースの方が少ないようです。塾はほどほどに行き、自習に時間をかけて いる方が成績が上がっています。
結局、長期の休みの間に自分で勉強出来る力がつかないと、成績向上には繋がりませ ん。塾にすすめられるまま受講するのではなく、長期休暇になる前にどのように勉強し ていくのか、お子さんとしっかり話し合ってから、受講を決めて下さい。
短期の講習や模試だけを活用する
部活などで平日が忙しいお子さんほど、夜の塾通いの効果があまりないことが多いよ うです。
部活が終わって午後7時過ぎに塾に来ても、眠くてボーとしてしまっている、忙しく て宿題や前回の復習をやらないで来る、遅刻をして10分から20分無駄にしている、 こんなことは日常茶飯事です。
塾に通っても、その時に勉強に集中していなければ意味はありません。普段は自宅学 習で、長期休暇など時間的に余裕があるときだけ、塾に通うという方法もあります。
また、受験で塾に通わない選択をした場合は塾の公開テストだけ受けて、自分の実力 や勉強の進み具合をチェックしていくと良いでしょう。中学受験の場合は毎月どこかで 公開テストはありますし、高校受験も地域によっていろいろな公開模試があると思いま す。近くで受けられるテストがないか、早い時期から調べておきましょう。
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