夏休みが残りわずかになっても計画通り学習が進んでいないと、つい焦ってしまいます。 次のことに注意しながら、夏休みの残り時間を有効に使うようにしましょう。
・宿題が出来ているかをチェック
?学校の宿題が残っている場合は、夏休み残り5日前までくらいには締め切りを作って 終わらせるようにしてください。 お子さんのレベルでは手に負えない宿題を出されていて、なかなか進まない場合は、 1ページに時間をかけすぎないで出来るところからやっていきましょう。 休み明けにテストがある場合は復習する時間も作る必要があります。
また、自由研究、読書感想文、作文など時間がかかる宿題を残してしまっている場合 は、集中して取り組む日を決めて、その期間内で終わらせるようにしてください。
・基本問題が出来ているか 宿題や夏休み前に決めた課題がある程度終わったら、もう一度基本的な問題で分かっ ていなかったり、覚えていないところがないか確認してください。 基本的な部分で間違えている問題が多い単元は必ずもう一度やり直すようにしましょ う。他の問題集に手をつける前に、同じ問題集の基本を何回もやり直すことが大切です。
・やり残した課題の優先順位をつける
?計画通りにいかなくて、残り期間で終わりそうにない場合は、これだけはやっておく ものを決めて取り組んでください。問題集が全部終わらない場合は、基本問題だけ終わ らせる、苦手な単元に絞ってみるといいでしょう。
?学習内容のチェックシートを利用してみましょう。
・塾の復習をする
塾の夏期講習に行った場合は、必ず塾のテキストやプリントを見直して、出来てない 所や覚えてない所を復習する時間を作ってください。
受験生の場合は、塾で勉強したけれど理解不足になっている所がないか、もう一度見 直してみることが大切です。テキストの問題に、自信がある所、イマイチな所、全くダ メな所を印をつけて、もう一度取り組み直したり、塾の講師に分からない所を聞いてみ るようにしてください。
もし、塾に行って分からない所や完璧に出来てない所が大量に残っているようでは塾 に行っている意味がありません。一度塾での学習の取り組み方についてお子さんと話し 合ってみることが大切です。
・予習をする
宿題や課題がある程度終わったら、予習をすることを考えましょう。
次の単元の教科書を読んでみる、簡単な問題をやってみるだけでも構いません。
次にどんなことを学習するかを知ることで、夏休み明けの学習に集中して取り組むこ とが出来るようになります。
また、受験生は今やっている単元をこなすのに精一杯になると、復習をする余 裕がなくなってきます。数学や英文法の簡単な問題を解けるようにしておく、理科、社 会の教科書を読み、確認問題をやってみるなど、出来るだけ多めに予習してみて下さい。
・これだけは出来るようになったというものを作る
残りの期間で、1学期の漢字を完璧に覚えた、計算ドリルを10分かかっていたのが 5分で出来るようになった、県名を全部覚えたなど、これだけは出来るようになったと いうものを必ず1つは作るようにしましょう。振り返って何も自信が持てるものがなく ても、今からでも頑張れば出来るものはあります。