自主学習能力のあるお子さんは、ノートの使い方がしっかりしていると思います。
見た目にノートが綺麗かどうかは、あまり問題はありません。大切なことは自分が何を学習したかを、ノートを見れば思い出せるように使われているかどうかです。
お子さんのノートの使い方を見て、次のことをチェックしてみてください。
1. 授業や宿題ノートに日付やタイトル、ページ数が書いてあるか
日付やページ数が書いてあれば、後で学習したことを見直せます。同じ問題をやり直して分からなくなった時に、ノートを見直してもどこに書いてあか分からないようでは、学習効率は悪くなります。
どこに書いてあるかを思い出せるようなノート作りをする習慣をつけましょう。
2. 大事な所をしっかりチェックしているか
大事な所は色を変えたり、大きな文字にしたり、下線部を引いたりする作業は大切です。ただし、女の子のなかには、分けに凝り過ぎてカラフルにしていても、重要な所がどこか分からなくなっている子もいますので、注意してください。
3. 自分が見直して分かるノートかどうか
後で自分が読んで分からないような文字で書いてあったり、書いてある場所が乱雑になっているノートの使い方をしていては、ノートに書く意味はありません。
また、算数、数学は途中式は出来るだけ残すようにして、どこで間違えているのか分かるようにしておく習慣をつけてください。
4. 学校のノート以外に自宅学習のノートを作っているか
塾に通っている場合は、学校、塾、自宅練習用のノートがあると望ましいと思います。ただし、あまりノートの数が増えすぎると混乱しますので、1教科で3冊くらいに収まるように作ってください。
ノートの使い方が上手くなるだけで、学習効率はぐんと上がると思います。
学習塾の中には、教材やコピーに英語や数学の問題を書き込んでいるだけの所がありますが、これは後で見直しが出来ないのでよくありません。算数の計算式や解き方、英単語や練習問題などは、必ずノートに書いて答えあわせをする習慣をつけてください。間違えを見直すことが、学習習慣の第一歩に繋がると思います。