算数、数学が嫌い、苦手というお子さんは多いようです。
他の教科でしたら、少々苦手意識があっても、今やっている分野をしっかり勉強すればテストで点数は取ることが可能かもしれません。算数や数学は一旦苦手になると、出来ないことの積み重ねのようになってしまい、なかなか取り返しがきかなく、ますます苦手になってしまうことが多くなります。
中学生で数学の文章題、図形問題が苦手になるお子さんの多くは、小学校の時にじっくり文章題や図形問題に取り組んでいないようです。文章題や図形問題をじっくり考えるのは、訓練しなければ出来ないことです。
中学受験の勉強で、難しい応用問題を解いてきたのに、中学生になって数学の応用が苦手になる生徒さんもいます。これは、パターン化された解法のみ暗記的に解いていたため、根本的にじっくり考える訓練が出来ていなかったのかもしれません。
飽きっぽかったり、出来ないと嫌になってしまうお子さんほど、2、3分で放り出したり、出来ないまま別の問題にとりかかってしまいがちです。これでは、いくら勉強時間を増やしても、応用問題は解けるようになりません。
また、女の子だから算数や数学が苦手なのは当たり前という考えて、苦手意識が強くなることもあります。実際指導していて、小中学生で学習するような算数や数学の問題で男女間で能力が違いは感じません。数学のセンスがいい子、悪い子というのは確かに存在しますが、そのセンスがいい子の割合は男女間で差はないようです。ただ女の子の場合一旦苦手になると、別に苦手でもいいやと思って勉強しなくなってしまうことが多いように思われます。
また男の子でも算数や数学が極端に苦手という生徒さんを何人も見てきました。彼らに共通するのは、どこかで一旦つまづいたら、すっかり興味がなくなって見るのも嫌になっているようです。こうなる前に、つまづいたところで確実に修復していく努力が必要でしょう。
いずれにせよ、苦手になる前に、じっくり算数や数学に取り組めるような時間を作ることを家庭学習で心がけて欲しいと思います。
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私は全然違う感想です。
子どもが・・・というより
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数学が好きでした。
何かが得られるならいい
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