ゴールデンウィークを学びにつなげる:家庭でできる学習サポート

学習習慣のつけ方

ゴールデンウィークは「学習の見直し」にちょうどいい時期

長期休みと比べてほどよい長さのゴールデンウィークは、お子さんの勉強を見直す絶好のチャンスです。

旅行やお出かけの予定があっても、1日15〜30分ほどの“学びの時間”を作るだけで、普段は見過ごしがちな「つまずき」や「苦手」が見えてくることもあります。

勉強の「習慣」と「中身」をゆるやかに見直す

新学年が始まって1ヶ月。そろそろ新しい生活に慣れてくる時期ですが、勉強についてはどうでしょうか?

  • 学校の宿題はスムーズに進んでいるか
  • 家で机に向かう習慣ができているか
  • 授業内容がきちんと理解できているか

このタイミングで、いったん立ち止まって「今のままで大丈夫かな?」と見直してみることで、これからの学習に余裕を持たせることができます。

まずは“できていること”を確認してから

勉強の見直しと聞くと、つい「苦手探し」から始めてしまいがちですが、最初にチェックしたいのは 「できるようになったこと」や「毎日頑張っていること」 です。

たとえば:

  • 毎日10分間の音読が続いている
  • 計算ドリルは宿題以外でも取り組めている
  • 自分から鉛筆を持つ習慣がついてきた

そんな小さな「できた」を保護者の方が見つけて声に出してあげることで、お子さんの自信にもつながります。

「苦手」の芽は今のうちに見つけておこう

一方で、学年初めの学習内容は基礎が多いため、ここでつまずいてしまうと、あとから苦労しやすくなります。

GW中は学校のペースに追われることなく、お子さんの理解度をゆっくり確認できる期間。

たとえば:

  • 「九九」があやふやになっていないか?
  • 文章題で立式に迷っていないか?
  • 読解問題の問いに答えられているか?

こうした点を、ドリルや復習プリントを一緒にやってみたり、音読を聞いたあとに内容を一緒に振り返ったりする中で、さりげなくチェックしてみてください。

目標の「立て直し」と「見える化」を

ゴールデンウィーク明けに、だらけたペースになってしまう…というのはよくある話です。

そうならないよう、GW中に「これから1ヶ月の小さな目標」を親子で話し合ってみるのもおすすめです。

  • 計算ドリルを週に3回やる
  • 毎日15分、読み聞かせを続ける
  • 100マス計算をタイムアタックしてみる

といった、無理のない目標を「カレンダー」「表」にして貼り出しておくと、子ども自身にも見通しが立ちやすくなります。

おわりに:長期休みよりも「ちょうどいい」からこそ

 夏休みほど長くはないけれど、学校のペースから少し離れられるゴールデンウィークは、「振り返り」と「立て直し」にぴったりの時期です。

この時期に勉強の習慣や理解度を見直しておくことで、これからの学習にゆとりと自信が生まれます。

すべてを完璧にやろうとせず、“少しだけの見直し”を家族の時間のなかに自然に取り入れてみてください。

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