小学生のうちに自主学習力をつける
学力を上げるためには「自主学習力」をつけることが大切になります。
今後の受験勉強を意識した場合、自分で学習出来る力が必要となります。
中学受験や高校受験では受験勉強を乗り切るためには、分からない問題が出てきた時、分からないまま放置してしまう習慣がついていれば、いつまでたっても分からないままになってしまいます。
これは、塾に通ったり、家庭教師をつけたりして、「勉強を教えてもらう」だけで身につくことではありません。
塾に通わなくても成績の良いお子さんは、本を読んで自分で調べたりするのが好きだったり、宿題で分からない問題があったら、学校のノートを見直して同じやり方で解いてみるというような、「自分で解決する」能力が身に付いていることが多いように思います。
最近は、普段机に向かっている時間は長いのに、この「自主学習力」が身に付いてないために、勉強に対して受け身になってしまって、なかなか成績が伸びないでいるケースが多いように思います。
普段の家庭学習の中で、出来るだけ「自分で解決する」学習を身につけるようにしてください。
自主学習力をつけるポイント
次のようなことを意識しながら自主学習力をつけていくようにしてみましょう。
分からない問題があったら、教科書、ノート、参考書などで、似たような問題がないかを探してみる。
分からないから白紙にする習慣をつけないようにしてください。家庭学習はテストではありません。答えがあるところを自分で探してみるようにしましょう。
算数などで同じ問題があったら、やり方を真似して解いてみる。
算数の応用問題などは、すぐに理解する必要はありません。あまり分からないところがあっても、真似をして書いてみるようにしてください。その時、どの部分が分からないのかチェックするようにしましょう。
国語などで、言葉の意味が分からないところなどは、線を引いて意味を調べてみることも大切です。
分からなくてチェックした問題を学校の先生などに聞いてみる。
どの部分が分からないかはっきりしてから、学校や塾の先生に質問する習慣をつけてください。
覚えることは、何度もやり直す
覚えなければならない漢字の書き取りや暗記事項の問題を、分からないからと飛ばして答え合せして終わりにしていては、いつまでたってもしっかり覚えることは出来ません。
自分で覚えようという気があれば、覚えるまで何回でもやり直します。
なんとなく時間をかけて勉強しているだけでは、意味がありません。何が何でも覚えようという意識をつけるようにすることが大切です。
分からないまま放置しない
問題集や教材を揃えても、分からないからとやらないままにしていては、自主学習力はつきません。
最初は分からなくて当然なのです。ノートを見直したり、辞書や参考書で調べることは、学習の基本です。
また、問題集をやって答え合せをしているだけでは、勉強しているとは言えません。分からない問題の解答を見て、理解してもう1度やった時に出来るようにする学習が出来ているかを、1度お子さんと確認してみてください。
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