小2算数 かけ算九九を身につける家庭学習|暗唱から文章題につなげる練習

小学2年生の2学期は、算数でかけ算九九を学習する時期です。

 学校の宿題で毎日九九の練習をしているのに、7の段や8の段になるとなかなか言えない、一度覚えたはずなのに数日たつと忘れてしまう、といった悩みを持つ親御さんも多いのではないでしょうか。九九は唱えられるようになることがゴールではなく、計算や文章題で使えるようになって初めて身についたといえます。

 この記事では、九九の暗唱から始めて、ばらばらに答える練習、そして文章題へとつなげていく家庭学習の進め方を紹介します。

九九は覚えたつもりでも忘れてしまう

 九九は、一度唱えられるようになっても、くり返し使わないと忘れてしまいます。学校の授業で新しい段に進むと、前に覚えた段を唱える機会が減るため、6の段を練習しているうちに3の段があやふやになることも珍しくありません。

 筆者が塾や家庭教師で指導してきた生徒の中にも、九九の同じところで何度も間違える子が多くいました。高学年になっても、7×8や6×7のような決まった九九だけがあやふやなままで、計算のたびに同じミスをくり返してしまうのです。2年生のうちに、間違えやすい九九を残さないようにしておくことが大切です。

暗唱の次は、ばらばらに答える練習をする

 九九を1の段から順番に唱えられても、それだけでは計算に使える状態とはいえません。順番どおりに唱えて覚えたお子さんは、「7×6は?」と途中から聞かれると、7×1から頭の中で唱え直して答えを探すことがあります。答えは合っていても時間がかかるので、3年生で学習するわり算や、かけ算の筆算で計算が遅れる原因になりかねません。

 1つの段を順番どおりに唱えられるようになったら、親御さんが段の中からばらばらに問題を出し、お子さんがすぐに答えられるかを確かめてみましょう。すぐに答えられなかった九九は、九九の表にお子さんが自分で印をつけておきます。印のついた九九だけを毎日5分ほど練習し、すぐに言えるようになったら印を消していくと、苦手な九九が減っていく様子をお子さん自身が確かめられます。

答えから九九を思い出す練習を取り入れる

 九九がひと通り言えるようになったら、答えから九九を思い出す練習もしておきましょう。たとえば「42になる九九は?」と聞かれて、6×7と7×6を言えるようにする練習です。3年生のわり算では、42÷6の答えを出すときに「6の段で42になるのは何か」を考えます。答えから九九を思い出す力は、わり算の準備にもなります。

 このような練習を遊びに取り入れるなら、「九九はかせ」のようなカードゲームを使う方法もあります。カードに書かれた九九の答えを見て、指定された段に当てはまるカードを出していくゲームなので、九九を順番に唱えるだけではなく、数字と九九の組み合わせを考える練習ができます。親子でゲームをしながら繰り返し九九に触れたい場合にも使いやすいでしょう。

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文章題で九九を使う練習をする

 九九をすらすら言えるようになっても、文章題になると式が立てられないお子さんは少なくありません。かけ算の文章題では、「1つ分の数」と「いくつ分」を問題文から読み取ってから式を立てる必要があります。九九の答えは言えても、どちらの数を先に書くのか迷ってしまうのです。

 文章題に取り組むときは、問題文の中の「1つ分の数」にお子さんが線を引いてから式を書くようにしてみましょう。「1つのさらにみかんが4こずつ、さらが3まい」なら、1つ分の数は4、いくつ分は3なので、式は4×3になります。線を引く習慣がつくと、かけ算の意味を考えながら式を立てられるようになります。

 かけ算の文章題の練習はこちら

かけ算の 問題
かけ算の文章題の練習プリントです。問題を自分でつくる自分で文章題を作るように練習します。*0のかけ算の問題も考えてみてください。*プリント以外でもいろいろ作ってみましょう。かけ算の文章題かけ算が分かればそれほど難しくないですが、なんとなく式…

プリントで書いてくり返す

 口で答えられるようになったら、紙に書いて答える練習もくり返しましょう。九九の練習プリントは2年生算数の目次に段ごとにまとめているので、苦手な段から取り組んでみてください。全体を確かめるときは九九のひょうを使うと、どの九九が残っているかが分かりやすくなります。九九を使って式を立てる練習にはかけ算の文章題を活用し、暗唱から文章題までひと続きで練習しておきましょう。

まとめ

 九九は覚えたつもりでも、くり返し使わないと忘れてしまいます。順番どおりに唱えられるようになったら、ばらばらに答える練習で苦手な九九を見つけ、印をつけてくり返し練習しましょう。

 答えから九九を思い出す練習や、文章題で式を立てる練習まで進めておけば、3年生のわり算やかけ算の筆算にもつながる力が身につきます。

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