自分で答えあわせをする習慣をつける
お子さんは家庭学習をやる時に、問題を解いて自分で答えあわせをしているでしょうか?
学習で大切なことは、問題を解くのではなく、答えあわせをして間違った問題や分からなかった問題を確認することです。
出来るだけ小学校低学年のうちから、自分で丸つけをする練習をさせましょう。
問題集をやっただけで答えを見ないのは、間違っていることを放置しているだけで勉強にはなりません。
しかし、答えあわせはしているけれど、間違えた問題を答えを赤で書き込むだけで、問題をやり直してみるという作業をしない小中学生が多いようです。何故出来なかったのか、何故間違えたのかをしっかり確認し、後でもう一度やってみるということが出来るようにならなければ成績アップには繋がりません。
答えあわせをして見直しをするということが出来ていないお子さんには、親御さんが次のようなアドバイスをして欲しいと思います。
丸付けの時のペンの色を変えてみる
自分で出来た問題は青 間違えた問題は赤 分からなくて何も出来なかった問題はオレンジなどで、チェックして、出来なかった所がすぐ見直せるようにする。色を変えることで、出来なかった問題に意識がいきやすくなります。
正答を自分の答えの上に書き込まない
答えが間違っている時に、自分の解答の上に答えを書き込んで、元の解答が見えなくなるようなことをしていないかを注意してください。
間違えたところは、どこで間違えたかを確認していくことが学力向上には大切になります。
少しのミスなら、解答に書き込んでも構いませんが、やり方が根本的に間違っていたり、全く出来なかった問題がある場合は、ノートにやり直しスペースを作って、そこでもう一度解き直すような習慣をつけてください。
ノートの横にやり直しスペースを作る、ノートを半分か三分の一のところに線を引いてやり直しスペースを作り、そこに出来なかった問題をやり直す習慣をつけましょう。
答えを写しただけで満足しないようにする
答え合わせをして、正解を書き写して勉強が終わった気分になったしまうお子さんが多いようです。例えば国語の記述問題で、答えを写しているだけでは、次に同じような問題が出題されても、おそらく正答出来ないでしょう。
どうしてその答えになるのか理解していないと、答え合わせをした意味がありません。後でやり直した時にきちんと答えられるか、よく分からない場合はどこが分からないかをメモしておくようにしてください。後で先生に質問しやすくなります。
うっかりミスで間違えてしまった場合は、問題をしっかり読んでいなかったなど、何故ミスをしたか書いておくといいでしょう。
やり直しまでが勉強だと言い聞かせる
勉強は答えあわせして終わりではありません。どこが出来なかったかを確認したり、出来なかったところを出来るようにすることが大切になります。
問題を解いて答え合せをしたら、今日の勉強は終わりになるような学習習慣でしたら、そこから変えていかなければなりません。
問題集などをやって、答えあわせ、やり直しが終わってない時点でその日の勉強を終わらせないようにすることが大切です。
小学校高学年以上でしたら、出来るだけ自分で解説を読んだり、分からなかった漢字は国語辞典で調べさせるようにしてください。自分で解説などを解いてどうしても分からない所は親御さんが教えるなり、学校や塾の先生に聞くようにアドバイスするようにしましょう。
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