小学校の算数では、たし算、ひき算、かけ算、わり算と、学年に応じてさまざまな計算を学習します。最初は一つの計算だけを扱うことが多いものの、学年が上がると複数の計算を組み合わせた式も出てくるため、「計算方法は分かっているのに答えが合わない」ということが増えてきます。
特に四則演算では、計算する順番を間違えたり、途中の計算でミスをしたりすることで、簡単な問題でも間違えてしまうことがあります。計算問題で間違いが多い場合は、ただ問題数を増やすのではなく、どこで間違えているのかを確認することが大切です。
四則演算は、小数や分数、割合、速さなど、その後の算数でも繰り返し使う基本的な計算です。家庭学習では、お子さんがどのように計算しているのかにも目を向けながら、正確に計算する力を身につけられるようにしていきましょう。
四則演算とは?
四則演算とは、たし算、ひき算、かけ算、わり算の四つの計算のことです。小学校では低学年からそれぞれの計算方法を学習し、学年が上がるにつれて、これらを組み合わせた計算も扱うようになります。
例えば、「8+5」「12-7」「6×4」「20÷5」などは、それぞれたし算、ひき算、かけ算、わり算による計算です。これらの計算を正確にできることは、その後の算数学習の基本になります。
高学年になると、「24+6×5」のように、複数の計算が一つの式に入った問題も出てきます。このような問題では、計算方法だけでなく、どの計算を先にするのかを理解している必要があります。
計算する順番に注意する
四則演算を組み合わせた式では、計算する順番が決まっています。かけ算やわり算は、たし算やひき算より先に計算します。
例えば、
24+6×5
という式では、6×5を先に計算します。
24+6×5
=24+30
=54
これを左から順番に計算してしまうと、正しい答えにはなりません。また、かっこがある場合は、かっこの中を先に計算します。
計算問題でこのような間違いが多い場合は、計算そのものが苦手なのではなく、計算のきまりを十分に理解できていない可能性もあります。計算の順番やかっこを使った計算については、計算のきまりの勉強のやり方も参考にしてください。
計算の速さより正確さを優先する
計算問題では、「早く解けるようになってほしい」と考える親御さんもいるかもしれません。しかし、まず大切なのは、時間をかけても正しく計算できることです。
計算の順番を間違える、繰り上がりや繰り下がりを間違える、数字を書き写すときに間違えるなど、計算ミスにはさまざまな原因があります。速さを意識するあまり、こうした確認を省いてしまうと、正解できるはずの問題まで間違えてしまいます。
計算に時間がかかっていても、正確に解けているのであれば、まずはその状態を大切にしましょう。計算に慣れてくれば、自然と処理する速さも上がっていきます。
途中式を書いて確認する
簡単な計算では暗算で答えを出すこともできますが、式が長くなると途中の計算を書いたほうが間違いを見つけやすくなります。
例えば、
48-6×5+12
という計算なら、
48-6×5+12
=48-30+12
=18+12
=30
と、途中の計算を残しておきます。
途中式を書いておけば、答えが間違っていたときにも、どこで間違えたのかを確認できます。親御さんが丸つけをするときにも、答えだけを見るのではなく、途中の計算まで確認すると、お子さんのつまずいているところが分かりやすくなります。
計算ミスの原因を確認する
計算問題で間違いが続くと、「計算が苦手なのかな」と思ってしまうことがあります。しかし、同じ計算ミスに見えても、実際には原因が違うことがあります。
例えば、かけ算やわり算を先に計算することを忘れているのであれば、計算の順番を確認する必要があります。繰り上がりや繰り下がりで間違えるのであれば、その計算を重点的に練習したほうがよいでしょう。数字を書き写すときに間違えている場合には、問題と自分が書いた式を見比べる習慣をつけることも役立ちます。
間違えた問題は、答えを直すだけで終わらせず、もう一度自分で計算してみることも大切です。同じ種類の問題で繰り返し間違えている場合には、問題数を増やす前に、その原因を確認してみましょう。
計算練習は毎日の家庭学習に取り入れる
計算力を身につけるために、一度にたくさんの問題を解く必要はありません。学校の宿題に加えて数問取り組むなど、毎日の家庭学習の中で無理なく続ける方法でも十分です。
特に、間違いが多かった計算と同じ種類の問題をもう一度解いてみると、理解できているか確認しやすくなります。計算が苦手だからといって、最初から大量の問題を解かせるのではなく、お子さんがつまずいているところに合わせて練習量を調整するとよいでしょう。
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四則演算は、その後の算数の基礎になる
四則演算は、単純な計算問題だけで使うものではありません。小数や分数の計算をはじめ、割合や速さ、文章題など、さまざまな単元でたし算、ひき算、かけ算、わり算を使います。
例えば、文章題の考え方が分かっていても、最後の計算で間違えてしまえば正しい答えにはたどり着けません。高学年になるほど計算を使う場面も増えていくため、基本的な計算を正確にできることが重要になります。
計算問題で間違いが多い場合には、問題をたくさん解かせるだけでなく、計算の順番を理解しているか、途中式を書いているか、どのような計算ミスが多いのかを確認してみましょう。
まとめ
四則演算は、たし算・ひき算・かけ算・わり算という、算数の基本となる四つの計算です。学年が上がると複数の計算を組み合わせた式も増えるため、計算方法だけでなく、計算する順番を正しく理解していることも重要になります。
計算問題で間違いが多いときには、単純に問題数を増やすのではなく、どこで間違えているのかを確認してみましょう。途中式を書いたり、間違えた問題を解き直したりすることで、計算ミスの原因にも気づきやすくなります。
四則演算は、小数や分数、割合、速さなど、これから学習する算数にもつながっていく大切な基礎です。お子さんの計算の様子を見ながら、苦手な部分を見つけて補っていくことが大切です。
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