国語のテストの点数がなかなか上がらないお子さんには、要約文を書く練習をおすすめします。要約に取り組むことで、文章を正確に読み取る力と、自分の言葉でまとめて書く力の両方を同時に育てることができます。
問題集を解いているのに成績が上がらない場合は、まず要約の練習を試してみましょう。
要約の練習が国語力に効く理由
国語が苦手なお子さんの多くは、文章を「なんとなく」読んでいることが多いものです。要約の練習をすると、文章を漠然と読むのではなく「この段落で一番大切なことは何か」を意識しながら読む習慣が自然と身につきます。
また、頭で理解したことを文章として書き出す作業を繰り返すことで、記述問題にも強くなっていきます。読む力と書く力は別々に見えますが、要約はその両方を同時に鍛えられる練習法です。
テストでよくある「筆者が一番言いたいことを書きなさい」という問題も、要約の練習を重ねることで答えやすくなっていきます。問題集だけでは伸びにくいと感じているお子さんほど、効果を感じやすい勉強法です。
要約の練習の始め方
何から始めればいいか迷ったときは、学校の教科書や問題集にある短い文章から始めるのが一番です。最初から長い文章で取り組もうとすると続きにくいので、1ページ以内の短い文章を選んでみましょう。
要約するときに意識したいこと
まず文章を読みながら、各段落の中で「大切だと思うところ」に線を引いていきましょう。迷った場合は両方に線を引いておき、どちらがより重要かをあとで考えると判断しやすくなります。
要点がつかめたら、「何がなんだ」「何がどうだ」という形で短くまとめてみましょう。また、文章全体の中心となる内容が書かれた段落を探すことも、要約力を高める上で大切な習慣です。
自分の言葉で書けない場合は
うまく自分の言葉で書けない場合は、大切だと感じた部分を文章から抜き出して書き写すだけでも構いません。慣れてきたら少しずつ自分の言葉に直してみてください。
書き終えたら、もう一度もとの文章を読み直して、自分がまとめた内容と本文の内容が合っているかどうか確認しましょう。この確認の繰り返しによって、文章の大切な部分とそうでない部分の見分けがつくようになっていきます。
音読プリントを要約の練習に使ってみましょう
要約の練習には、読み応えのある文章を使うのがおすすめです。宮沢賢治や新美南吉などの名作を集めた音読プリントを無料でダウンロードできますので、ぜひ要約の練習にも活用してみてください。
まずは音読で文章に慣れてから、要約に取り組んでみましょう。声に出して読むことで内容の理解が深まり、要点もつかみやすくなります。
学校の授業でもなじみのある作品が多いので、お子さんが読んだことのある作品から始めると取り組みやすいでしょう。
問題集を使った要約練習もおすすめです
要約の練習専用の問題集を使うと、模範解答と見比べながら取り組めるので、「正しい要約とはどういうものか」という感覚がつかみやすくなります。
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保護者がサポートするときのポイント
要約の練習は、最初のうちは一人で取り組むのが難しいこともあります。親御さんが少し手を貸してあげると、お子さんも続けやすくなります。
最初のうちは「この段落で一番大事なことはどこだと思う?」と声をかけながら一緒に線を引いてみましょう。答えを教えるのではなく、お子さん自身が考えるきっかけを作ることが大切です。
お子さんが要約を書き終えたら、「もとの文章と比べてどうかな」と一緒に読み直す時間を作ってみてください。合っていた部分をしっかりほめることで、次への意欲につながります。毎日でなくても、週に2〜3回続けるだけでも確実に力がついていきます。
まとめ 続けることで国語の力がアップする
要約の練習は続けることが大切です。毎回長い文章でなくてよいので、短い文章を1つ要約するだけでも、文章をしっかり読む習慣が少しずつ身についていきます。
問題集に取り組んでも国語の点数がなかなか伸びないと感じているお子さんは、ぜひ一度試してみてください。
要約の練習におすすめの小学生新聞
小学生新聞の記事を使って要約の練習をすることもできます。
小学生の“知りたい”を育てる新聞+【朝日小学生新聞】


