暗記するには練習が必要
最近は小学生のうちから「確実に暗記する」という訓練が不足しているお子さんが多いように感じます。
暗記というのは、訓練すれば誰でも出来るようになることです。しかし普段から暗記の練習をしないで、いきなりテスト前にたくさんのことを頭に入れようとしても覚えることが出来ません。
成績のいいお子さんは、自分なりの「暗記」のやり方が身についていて、短時間で多くのことを覚えることが出来るのです。
これは塾に通ったり家庭教師をつけるだけでは暗記上手にはなれません。お子さんが自分で意識して勉強方法を工夫出来るようにする必要があります。
理科や社会の成績が上がらない、漢字が全然覚えられないという場合は、お子さんが覚えなければならないことをどうやって覚えているかチェックしてみてください。
チェックするポイント
絶対覚えなければならないことを絞り込んで、確実に覚えているか
教科書を全部暗記する必要はありません。覚えなければならないことが何かを理解して、確実に覚えるという基本的なことが出来ているかをまずは確認してください。
暗記が苦手なお子さんは、出されたものをとにかく全部覚えようとして、覚え切れていないということが多くあります。必要なものを絞り込んで覚えてから次にいくということも大切です。
暗記用の文房具などを上手く使っているか
赤ペンと赤下敷きなどの昔からある暗記グッズも使い方が分かっていなければ活用できません。ノートのページを使って折って覚えるなど、自分で工夫することが大切です。
最近はパソコン、スマホ、タブレットなどの学習ツールでも暗記することが出来ます。お子さんがやる気になるものを上手く利用してみてください。
空き時間を使って効率よく覚えているか
机に向かってする勉強時間のみで覚えていては効率が悪くなります。
地図や漢字などはトイレなどの壁に貼って毎日見て覚えるなど、机に向かう時間以外で暗記に使う時間を見つけるような習慣をつけてください。
バスや電車に乗ることが多い場合は移動中に暗記出来る工夫も必要になります。10分時間があれば、どこでも勉強する方法があるということを身につけることが大切です。
飽きないで覚える工夫をしているか
声に出して覚えたり、歩きながら覚えたりする方が、頭に残りやすいことがあります。またゴロ合わせを作ったり、自分の好きなことに関連づけて覚えるなどの工夫も大切になります。
いろいろな教材も出ているので、お子さんが興味がありそうな暗記方法はいろいろ試してみてください。自分なりの覚え方を身につければ、高校、大学受験まで生かすことが出来るようになります。
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勉強しているように見えて覚えてないことがないようにする
覚えなければいけない所を眺めていたり、ノートにまとめているだけでやった気になっているだけでは、暗記は出来ません。いくら勉強時間が多くても、覚えることが曖昧なままではテストで点数が取れなくなってしまいます。
暗記しなければならないことが確実に身についているかを、毎回小テストなどでチェックする習慣をつけましょう。