図形の問題が解けるかどうかは、小学校の算数だけでなく、中学・高校の数学にも大きく影響します。
難しい図形の問題を解くには、補助線を引いたり、立体を展開図にしたり断面図をかいたりする力が必要です。こうした力は、実際に手を動かしてたくさん図形をかくことでしか身につきません。
小学生のうちから、ノートに図形をかく習慣をつけていくことが大切です。問題集やドリルに書き込むだけで終わらせず、図をノートに写してから問題を解くようにしましょう。
低学年は線を引く練習から
低学年のうちは、まず線を引く練習から始めましょう。この時期に図形の名前を覚える必要はありません。いろいろな形を自由にかくことで、図形をかくことに慣れていくのが大切です。
2年生では直線をかく学習をします。定規を使ってまっすぐな線を引くこと、正確に長さをはかることは、学年が上がってからの作図にもつながる大事な練習です。しっかり身につけておきましょう。
三角定規・コンパス・分度器を使いこなす
3年生くらいから、三角定規、コンパス、分度器を使う場面が増えてきます。これらの道具をうまく使えないと、算数の図形分野が苦手になりやすくなります。
テストで図をかく問題が出たとき、道具がうまく使えず線がずれたり長さが違ったりすると、正しい答えが出せなくなります。それが続くとやる気もなくなってしまいます。
道具の扱いが苦手な場合は、いきなり白紙にかかせるのではなく、プリントに印刷された図をなぞる練習から始めましょう。
たとえば平行な線をかくときは、あらかじめ引いてある平行な線の上に三角定規を当てて動かす練習をします。
分度器の使い方の練習問題はこちらでダウンロードできます

お子さんに合った道具を選ぶ
三角定規、コンパス、分度器は、お子さんが使いやすいものを選ぶことも大切です。
角度をはかるときに分度器がずれてしまう場合は、滑りにくい素材のものを選びましょう。目盛りが大きく色分けされているものは、低学年のお子さんでも読み取りやすくなります。
コンパスも、人によって使いやすさが大きく変わる道具です。きれいに円がかけない場合は、いくつか試してみて一番手になじむものを選んでください。
目盛が見やすい分度器
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高学年はフリーハンドでかく練習を

テストや入試では、定規やコンパスを使えないことがほとんどです。道具を使ってゆっくりかいていると、問題を解く時間が足りなくなります。高学年になったら、フリーハンドで図形をかく練習を始めましょう。
まずは三角形や四角形を、定規なしで1本の線ですばやくかけるかどうか確認してみてください。問題にある図形をノートに写す練習から始めるとよいでしょう。
算数の図形は、きれいにかく必要はありません。自分が見て分かるものを、すばやくかけることが大切です。
立体図形のかき方
立体図形をかくのはやや難しいですが、フリーハンドで練習してみましょう。教科書に載っている立体を見ながら、ノートにたくさんかいて慣れることが大切です。
このとき、展開図も一緒にかけるようにしていくと理解が深まります。中学受験を考えている場合は、立体の断面図もかけるようにしておく必要があります。いろいろな方向から立体を見る練習をしていきましょう。
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GIGAスクール端末も活用できる
学校から配られているタブレット端末には、図形を動かしたり回転させたりできる学習教材が入っていることがあります。画面上で立体を回して観察することで、紙の上ではつかみにくい立体の形をイメージしやすくなります。
ただし、タブレットだけで図形の力がつくわけではありません。実際に手を動かしてノートにかく練習と組み合わせることで、より理解が深まります。



