学習日記で勉強の質を高める方法|小学生から始める記録習慣

学習習慣のつけ方

勉強時間ではなく、勉強の質が大切

「毎日机に向かっているのに、なかなか成績が上がらない」というお悩みはありませんか?

実は、長い時間机の前に座っていることと、しっかり勉強できていることは違います。何時間も勉強しているように見えても、実際に身についている内容が少なければ、成績は伸びていきません。

大切なのは、短い時間でも集中して、中身の濃い学習をすることです。

そのために効果的な方法が、毎日の勉強内容や時間を記録する「学習日記」をつけることです。自分がどのくらい勉強しているか、何ができて何ができなかったかを振り返ることで、学習の質が大きく変わってきます。

学習日記の書き方

学習日記には、次の3つを記録していきましょう。

1. 学習した教科と内容

何を勉強したのか、具体的に書きましょう。

記入例
・計算ドリル 小数のわり算 12ページから15ページ
・漢字練習 6年生の漢字20字
・理科ワーク 植物の単元 問題5問

2. 学習時間

いつからいつまで勉強したか、時刻と合計時間を記録します。

記入例
・午後7時から7時30分まで(30分間)
・午後8時から8時25分まで(25分間)

3. できた所とできなかった所

どの問題ができて、どこでつまずいたかを振り返って書きます。

記入例
・20問中18問正解 あまりの小数点の位置に注意が必要
・引き算でケアレスミスが2か所あった
・漢字の書き順を間違えやすい字が3字あった

勉強ができなかった日は、その理由も書いておきましょう(体調が悪かった、習い事で帰りが遅かったなど)。

記録する道具の選び方

スマートフォンやタブレットに記録する方法もありますが、小学生のうちは紙のノートや日記帳に書くことをおすすめします。

紙に書いた方が、親御さんも一緒に見返しやすく、お子さんの学習状況を把握しやすくなります。余っているノートや市販の日記帳、手帳などを活用してみてください。

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年齢に応じた記録の仕方

低学年のお子さんの場合

保護者の方が、お子さんの学校の宿題や自主学習の内容を確認して、一緒に記入していきましょう。親子で振り返る時間を作ることで、お子さんの学習習慣が定着しやすくなります。

高学年のお子さんの場合

高学年になったら、自分で日記をつける習慣をつけることが大切です。

できた所、できなかった所を自分で振り返って簡単に記入する練習をしましょう。自分で記録することで、学習への責任感が育ち、自主的に勉強する力がついていきます。

学習日記をつける利点

学習日記をつけていくと、次のような効果が期待できます。

自分の集中できる時間帯が分かる
朝型なのか夜型なのか、自分が一番集中して勉強できる時間帯が見えてきます。

苦手な部分が明確になる
繰り返しミスをする問題や、理解が足りない単元がはっきりします。

勉強の習慣がつく
毎日記録することで、自然と学習習慣が身につきます。

中学受験や高校受験にも役立つ
自分で学習内容を記録して振り返る力は、将来受験勉強をするときにも大きな力になります。自主的に計画を立てて勉強する力が育ちます。

今日から学習日記を始めてみましょう

学習計画を立てるだけでなく、実際にやった学習内容を記録していくことが、成績アップへの第一歩です。

まずは簡単な記録から始めて、少しずつ習慣にしていきましょう。お子さんの学習の質を高めるために、ぜひ今日から学習日記をつけてみてください。

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自己管理能力を育てる:高学年の家庭学習計画の立て方

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