宿題が減っている小学校が増えている
最近、小学校の宿題が少なくなったと感じている親御さんが増えています。実際に、ここ数年、宿題を廃止する動きが小学校で起きており、2022年度・2023年度から通常の宿題をやめた学校も出ています。 背景には教員の業務負担の問題もありますが、「子どもが自分から学ぶ力を育てたい」という考え方から、一律の宿題をなくす方向に動いている学校も少なくありません。
こうした流れ自体には意義があるとしても、「じゃあ家でどのくらい勉強すればいいの?」と戸惑う親御さんは多いと思います。宿題が少なくなった分、家庭でどう対応するかが大切になってきます。
宿題はお子さんの学力に合わせて出されていない
学校の宿題はクラス全員に同じ内容が出されます。理解が早いお子さんにとっては物足りなく、苦手なお子さんには難しすぎることもあります。宿題をこなしたからといって、学力がついているとは限りません。
また、中学受験を考えて塾に通っているお子さんは、逆に宿題が多すぎてこなしきれないという悩みもあります。宿題をやることに追われてしまうと、内容を理解したり覚えたりする時間がなくなってしまいます。塾の宿題が多すぎると感じる場合は、どこを優先するかを塾と相談しながら整理していくことが大切です。
学校の宿題だけでは足りないことが多い
学校の勉強だけでしっかり学力がつくのであれば、それでも問題はありません。ただ、学校のテストだけではお子さんの学力を客観的に判断しにくいことも事実です。
宿題が少ない、あるいはすぐに終わってしまうと感じる場合は、市販の問題集や通信講座を取り入れてみましょう。教科書に沿った教材を使えば、理解度の目安にもなります。また、中学年以降は、宿題に加えて自主学習を取り入れることが大切になってきます。 宿題が終わったあとの15〜30分を自主学習にあてる習慣をつけておくと、無理なく学習量を増やすことができます。
宿題がやりきれない場合は時間を計ってみる
お子さんが宿題をやりきれていない場合、まずどのくらい時間がかかっているかを確認してみましょう。
宿題の量はそれほど多くないのに時間がかかっている場合、字を丁寧に書きすぎている、わからない問題で止まってしまっているなど、別の原因があることがあります。時間を計りながらやってみるだけで、改善することも多いです。
塾の宿題で手いっぱいになっているお子さんの場合は、やることの優先順位を整理することが必要です。今理解しなければいけないこと・今週中に覚えたいことを親御さんも一緒に確認してあげてください。
家庭学習で自主学習の習慣を育てる
宿題をこなすだけでなく、自分で学ぶ習慣を小学生のうちに育てておくことが、中学以降の学力に大きく影響します。
自主学習の内容は、教科書の復習・漢字や計算の練習・興味のあるテーマを調べてまとめるなど、何でも構いません。大切なのは毎日机に向かう習慣そのものです。低学年であれば10〜15分、高学年であれば30分程度を目安にするとよいでしょう。
また、低学年のうちは「帰宅→おやつ→家庭学習」のように流れを決めると習慣化しやすくなります。毎日同じ時間に机に向かうことを積み重ねることが、長い目で見た学力の土台になります。
ある程度の学習量を続ける習慣がつかないまま中学生になると、授業の量とスピードについていけなくなることがあります。小学生のうちに、宿題プラスαの学習習慣を少しずつ作っておきましょう。
学習計画表で家庭学習を管理する
宿題や自主学習をうまく続けるには、やることを見える形にしておくことが助けになります。1週間のやることリストを書いて、何をいつやるかを決めておくと、お子さん自身も見通しが持てるようになります。
学習計画表はこちらからダウンロードできます。

宿題と自主学習の両方を書き込んで、こなしたものをチェックしていく使い方がおすすめです。
まとめ
学校の宿題が少なくなる傾向がある今、家庭での学習のあり方を親御さん自身が考えることが大切になっています。宿題だけに頼らず、お子さんの学力を客観的に確認しながら、必要な分を家庭で補っていきましょう。
小学生のうちに宿題以外の学習習慣を少しずつ身につけておくことが、中学・高校での学力につながっていきます。

