冬休みの予定を確認できたら、次は具体的な学習計画を立てていきましょう。
小学生の冬休みの学習は、学年末に向けて2学期の復習をしっかりやることが大切になります。また、中学受験生は最後の追い込みになりますので、しっかり目標と計画を立てるようにしてください。
冬休みは短期間で復習する
冬休みはあまり日数もなく、行事も多いのでなかなか落ち着いて勉強できないと思います。しかし、2学期に学習した内容はどの学年もかなり多く、あまりしっかり学習できていないところや、復習が必要なところも多くなります。
以下のことを参考にして、冬休みの計画を立てていくようにしましょう。
学習する日と時間帯を決める
まず、旅行や行事などで勉強できない日を確認して、どのくらいの時間を勉強時間に当てるかを冬休み前に決めておきましょう。
予定の確認ができていない場合は、先に予定をカレンダーに書き込んでおくことをおすすめします。
冬休みのカレンダーや学習計画表はこちらからダウンロードできます。

冬休みに優先的にやることを書き出す
冬休みにやることを書き出してみましょう。ただし、冬休みの期間ではあまりたくさんのことをやることはできないので、優先順位をつけるようにしてください。
冬休みにやることの例
- 習った漢字を書けるようにする
- 計算を早く正確にできるようにする
- 算数の文章題をたくさん解く
- 難しい問題集に挑戦する
- コンパスや定規の使い方をしっかり身につける
- 都道府県を全部覚える
- 2学期のテストで間違えたところを復習する
教科ごとに1つか2つ、優先的にやることを決めてみましょう。
お子さんと一緒に「何をやりたいか」「何ができるようになりたいか」を話し合って決めることが大切です。
冬休みの計画表をダウンロード
冬休みの計画表、学習日記はこちらからダウンロードできます。
冬休みの学習計画や学習記録をつけるのに役立つ、カレンダーや計画表、学習記録表を用意しています。ぜひ活用してください。
具体的な学習計画の立て方
やることを書き出したら、どのように学習を進めていくかを決めていきましょう。
毎日やることを決める
漢字ドリルや計算ドリルなどは、毎日やる量を決めてください。
「毎日漢字3ページ」「毎朝計算ドリル1ページ」など、具体的に決めておくと続けやすくなります。
10分くらいの短い時間でよいので、毎日勉強する習慣をつけることが大切です。
問題集の進め方
問題集は、何日に何ページとあまり細かく計画を立てすぎると、少し計画が狂っただけでやる気をなくしてしまうことがあります。
「○月○日までにここまでやる」と締切日を作ってみることをおすすめします。
例えば「1月5日までに問題集の20ページまで終わらせる」「1月7日までに間違えた問題をもう一度やる」というように決めると、自分のペースで進められます。
学校の宿題の進め方
学校の宿題がある場合は、どのように進めていくかも決めておきましょう。
コツコツやっていくか、やる日を決めて一気に片付けてしまうかは、お子さんの性格や冬休みの予定に合わせて決めてみましょう。
1日の過ごし方をしっかり決める
冬休みはつい夜更かしをして生活リズムが乱れやすくなります。1日の過ごし方をしっかり決めて、規則正しい生活ができるように心がけてください。
起きる時間と寝る時間を決める
年末年始に夜更かしをしてよい日を決めておき、それ以外は寝る時間、起きる時間を決めるようにしておきましょう。
朝は学校がある日と同じ時間か、少し遅くても8時までには起きるようにすると、生活リズムが崩れにくくなります。
タブレット学習やゲームの時間も決める
最近はタブレットで学習するお子さんも増えています。タブレット学習は便利ですが、使う時間を決めておくことが大切です。
ゲームや動画を見る時間も、親御さんとお子さんで話し合って決めておくとよいでしょう。
学年の総復習の問題集を選ぶ
冬休みに特にやることがない場合は、1冊で復習できる問題集を用意しておきましょう。
全教科の復習問題集がおすすめです。苦手なところを見つけて、春休みにもう一度復習しましょう。
書店や通販サイトで「○年生 冬休みの復習」「○年生 総復習」などのキーワードで探すと、薄めで短期間で終わる問題集が見つかります。
学年の復習ができる問題集の例
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中学受験をする場合
3年生から5年生の学習計画
中学受験準備のために3年生の冬休みくらいから塾に通うお子さんも多くなります。3年生のうちは家庭で学習するか塾に行くかは、お子さんと話し合って決めるようにしてください。
3年生の冬休み
塾に行っていない3年生は、受験準備として少し難しめの問題集に挑戦してみることをおすすめします。また、この時期は自分から学習する習慣をつけることも大切になります。
4年生・5年生の冬休み
塾に通っている場合は、4年生以降は冬休みに冬期講習で忙しくなってきます。塾の予習復習、学校の宿題などをやる時間をしっかり決めておきましょう。
また、塾以外にも基本をしっかり復習する時間、重要事項を暗記する時間なども必要になります。移動時間で暗記することができないかなど、短時間の過ごし方も考えるようにしてください。
中学受験の6年生の冬休み
最後の追い込み時期になっています。まずは、暗記しなければいけない事項を一通り書き出してみてください。
漢字、理科・社会の重要事項などを、毎日必ず覚えていくようにしましょう。また、自分のレベルに合った薄めの問題集を1冊仕上げる、過去問を一通り解いてしまうなど、目標をまずは決めてください。
1日の計画をしっかり立てる
1日の計画を冬休み前にしっかり考えて、勉強に集中できるように準備することが大切です。
1日のスケジュール表を使うと、時間の使い方が見えやすくなります。
移動時間も活用する
塾に通っていて自習の時間が取れない場合は、暗記用のカードやまとめシートなどを持ち歩いて、空き時間に覚えられるようにしておくとよいでしょう。
体調管理も大切
受験生はどうしても詰め込んで勉強しようとしてしまいますが、休む日はしっかり休んでリフレッシュするなど、体調管理に気を付けることも大切です。
入試本番で力を発揮できるように、無理をしすぎないようにしましょう。
まとめ
冬休みの学習計画を立てるときは、以下の順番で進めていきましょう。
- 予定を確認して勉強できる日を決める
- 優先的にやることを書き出す
- 毎日やること、締切日を決めて進めることを分ける
- 1日の過ごし方を決める
短い冬休みだからこそ、計画的に過ごすことが大切です。お子さんと一緒に楽しみながら計画を立ててみてください。
小学生の計画を立てる練習におすすめ
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