夏休み明けは多くのお子さんが生活習慣の乱れに悩まされる時期です。夜更かしが当たり前になり、朝起きるのがつらくなっていませんか?この記事では、お子さんがスムーズに新学期を迎えられるよう、生活習慣を整える具体的な方法をご紹介します。
夏休み明けの生活習慣の乱れが学習に与える影響
夜更かし習慣が引き起こす問題
夏休み中につい夜更かしが習慣になってしまうお子さんは少なくありません。このような生活の乱れは、以下のような問題を引き起こします。
- 朝起きる時間が遅くなり、新学期の早起きがつらくなる
- 夜遅く寝る習慣で早寝しようとしても眠れない
- 朝起きてもぼんやりした状態が続く
- 眠い状態での登校で授業に集中できない
眠い状態で学校に行っていると授業に集中できず、勉強が分からなくなってしまうことがあるので注意が必要です。
生活習慣を整える5つの方法

1. 夜型から朝型への切り替え方
夏休みはつい夜遅くまで起きてしまいがちになります。また、夏休み終盤に宿題や自由研究などをこなそうとして、時間がなく余計に夜更かしになってしまうこともあります。
まずは学校に行く時と同じ時間に起きる練習をしましょう。少し寝るのが遅くなっても、決まった時間に起きるようにしていけば、少しずつ午前中に頭が働くようになります。
また、宿題などは学校の授業時間と同じように午前中から取り組むようにしてください。
2. 学習環境の整理整頓
教科書やノートなどが行方不明になっていると、しっかり勉強する体勢に入れません。休み明けに提出するものや学校で使うものを整理して、すぐに取り出せるようにしておいてください。
机の周りを一度見直して、必要がないものは片付けたり、処分したりしましょう。不要な書類類を捨てておくとすっきりします。
3. 新学期からの学習計画を立てる
夏休みだけ計画を立て実行しても、9月以降何もしないようでは成績は伸びません。9月からの勉強計画を立ててみましょう。
- 毎日やること
- 単元別テスト前に集中してやること
- 夏休みにやり残したことをやる時期
また1日に勉強する時間を決めてみてください。学校がある日にどのくらいの学習ができるか考えて、夏休み明けの気持ちの準備をしていきましょう。
特に受験生は、これからの勉強量が大切になります。模擬試験や定期テストの日程も、あらかじめ確認して目標を決めて取り組んでいきましょう。
4. やり残した勉強への取り組み方
宿題や課題が残ってしまった場合は、まず残っている量を把握して、1日どのくらいこなせば終わるかを考えてください。先の見通しが立てられなくて、ついのんびりやってしまうお子さんが多いようです。お子さん自身で量を把握して、やり切る力をつけることが大切です。
自主学習でやり残したことがある場合は、9月以降に計画を立ててやるようにしてみましょう。
5. 新学期の予習に取り組む
宿題が終わって余裕がある場合は、次にどんなことをやるかを教科書などで確認してみてください。9月からの気持ちの準備につながります。
- 国語や社会の教科書はざっと目を通すだけで十分
- 算数で解けそうな問題があったら挑戦してみる
- 全部理解できなくても構いません
学年が上がるにつれて予習をする習慣をつけることも大切になります。
予習をするのにおすすめの通信講座
「授業」がある通信教育なので、自宅学習でも予習を進めることができます。

時間割を作って規則正しい生活を送ろう
学校の時間割のように、家での生活も時間割を作ってみましょう。お子さんと話し合って、以下のような時間割を作ってみてください。
- 普段の日の時間割
- 習い事や塾のある日の時間割
- 休日の時間割
お子さんが自分で規則正しい生活をできるようになるきっかけとなります。
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まとめ
夏休み明けの生活習慣を整えるには、以下の点が重要です。
- 早寝早起きの習慣を段階的に戻す
- 学習環境を整理整頓する
- 新学期からの学習計画を立てる
- やり残した勉強を計画的に進める
- 時間割を作って規則正しい生活を送る
親御さんがお子さんと一緒に取り組むことで、スムーズに新学期を迎えることができるでしょう。生活習慣が整うと、勉強への集中力も高まり、学習効果が向上します。
生活習慣を作るのに参考になる本
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